黄金の21歳を過ごした私

あと2ヶ月で私は25歳になる。前まで「もう24歳だー」ってギャーギャー騒いでたのに、気づけば1年はもう過ぎようとしている。歳をとればとるほど時間の流れが早くすぎるから、もう本当に脳みそと体がついていけない。

そして25歳を目の前に私は色々考えていて…私は自分の中で25歳は何かしらの節目だと考えている。それが何の節目かはイマイチ自分の中でも迷走しているけど、でも言うて30歳まであと5年だし、20代も既に4年過ごしたわけだし…それこそついに「大人」という人生のフェーズに入るそんな節目な気がする。年に関する概念も、英語だと25歳からyoung adultからadultに入る。それくらい25歳になるってことは何かしらのターニングポイントなのかなって考えていた。

そうやって考えているうちに、ちょっと今までの20代を振り返ってみようと思って、さっきまで自分の日記に歳ごとの出来事とかをリストアップしていた。そうして見るとやっぱりこの20代を過ごした4年間、一番輝いていたのは21歳だなと感じる。今までのブログでもしつこく何度も何度も書いているけど、やっぱりタイ留学で一人暮らしをして自分自身を成長させる一年を送ったからだと思う。そして、今実際タイにまた戻って大学院に行っているけど、この選択も留学がなければ絶対に起きていなかったこと。留学に行っていなかったら、タイにすら興味もないし、私は普通に会社員をしていたと思う。だから、21歳はある意味、今の私を作り上げる土台のような歳だった。

21歳は葛藤の年だった。親の元から離れて、異国の地で一人暮らしをして、大変なことも死ぬほどあって…でもそれを乗り越えるたび自分の可能性を信じることができた。まだまだ子供だったし、何も知らなかったし、それこそ無知だったからこそ怖いもの知らずで全てのことが刺激的で楽しいと思えた。でもそんな好き放題でやっている中で、自分とは何か、自分は何をしていて輝けるか、今後どうしていきたいか…そういう新たな自分を開拓できるような、そんな年だった。自立と甘えがいい感じに混じったそんな歳を謳歌した。

21歳は今までの人生で、一番人生を謳歌して、大恋愛して、そして大失恋して、まるでジェットコースターかのような、そんな一年を過ごしたと思う。感情も何もかも常に刺激と変化に侵されていて、グラフでいったら急上昇と急降下を繰り返しているような人生だった。でも、広い視野で見たら新たな自分を開拓するべく、ひたすら成長をしていたと思う。今そんな毎日を送りたいかと聞かれたら、それはいやだ。21歳だったからこそ毎日が刺激的でよかったし、疲れなかった

戻りたいとは思わないけど…でも、間違いなく「生きる」っていう喜びを盛大に感じた歳だったと思うし、24歳になった今でもそれは変わらない。留学の思い出なんて数年経てば「過去の出来事」に化すると思っていたけど、結局まだ自分の中で思い出は生き続けていて、何なら自分のモチベーションになっている。そして、そういう素敵なまさに黄金の21歳を経験できてよかったなと思う。

でもずっと思い出の中では生きていてはいけないし、いくらその思い出が今のモチベーションであっても、次を見なきゃいけない。22,23,24歳と過ごして、色々変化もあったし、頑張ったし、そのおかげで今好きな勉強をしながらまたタイで過ごすことができている。だけど、もっともっと前進したい。タイにとどまるだけではもったいないと思うし、もっと違う世界をみたい。もう一度21歳に感じた成長を25歳でも感じたいなーって思う…あの成長を終わりにしたくない。挑戦したいことはまだまだあるし、ゴールだってまだいくつもある。DJに挑戦したいし、演技を始めたいし、未挑戦だけど興味があることを全てこなしたい。

そう考えると、25歳なんて、まだまだ安定から程遠いなって思う。それかそれは私だけか?周りを見ると結婚をして子供を持つ人もいる、会社員になって安定した収入で人生を謳歌している人もいる…そういう人と比べると自分は真逆の不安定だ。先が見えないし、常に違うことをしている。だから周りを見ると本当に尊敬する。まだそんな若いのに、責任を果たして、自分の役割というものを作り上げている。自分はまだそれすらできていない。そう思うとやっぱ不安も過ぎる…。

でもどうなんだろう。正直25歳なんて、まだ自分を開拓してもいい歳なんじゃないかなって、勝手に思っている。25歳で「私はこうだ!」って言い張れる人は逆にすごいと思う。私はまだ自分を理解できていないし、今後何をしていけばいいかわからないし、人生の道は真っ暗だ。だけどそれでいいし、時間をかけてゆっくり道に灯りを照らしていけばいいのかなって開き直っている。きっとこう思えるのも黄金の21歳を過ごしたからだと思う。当時のsayakaがまだ胸の中にいて、「もっと成長できる!前へ進め!」って押してくれているような気がして(笑)

そんな感じで20代を振り返っていたら、21歳が黄金期っていうことが判明したのを言いたかった、けどそれだけではない。振り返っているうちに、「何25歳だからって落ち着いてるんだ?」って自分を自答することができた。人生まだまだ、そして人生は一回。もっともっと自分を開拓していこうと思う。

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