女性を謳歌する人々 vol.1
街を歩いていて、女の子って、かわいいなぁって、いつも思います。
関わってみると、そのかわいさはもっと輝いたりする。
光の輝き方や色は十人十色。
かわいいって、どこから来るんだろう。
美しさって、なんだろう。
女性をどう楽しめるのだろう。
これは私が女性の美しさを知るお話です。
そしてそれを独り占めするより、みんなで美しくなりたい!と思い、書いています。
今回お話を聞くのは、
私の大切なバディ!美容師さんのmisakiさん。
misakiさんは、小さい頃から美容室が大好きでした。
学生時代は自分の好きなようにヘアスタイルや服装を楽しんでいたのですが、
当時お付き合いしていた彼には止めるよう言われ、彼に合わせていたそう。
でも、本来の自分を彼が受け入れてくれないことは息苦しさも。
男の人に愛されるためにファッションをするわけではない。
自分が好きな自分でいたいだけなのに。
世間一般のかわいいから、自分を解放したい。
でも、和を乱すことを好まないmisakiさんは、モヤモヤをつのらせたまま、上京。
アシスタント時代は、苦しい日々だったそう。
misakiさんは自分が周りの美容師さんより不器用に感じ、
気づけば劣等感の塊に。
自分の感覚への自信もなくなっていき、思考基準は
"相手に怒られないこと"。
ファッションも自分の好きな服ではなく、美容師仲間に褒められそうなお洒落な服を選ぶ。
そして、女の子らしい服装も、避ける。
学生時代の経験から、無意識に世間が求める女の子らしさを嫌悪するようにもなっていました。
自分の感覚を信じられないまま、お客様に美容について語ることは当時のmisakiさんにとって困難なことでした。
何度も辞めたいと、思ったそうです。
なんとかしたい、と思ったmisakiさんは、
ヘアケアの勉強に力を入れるようになります。
美容室に入社した当時から変わらない想いは、
髪型を変えることでお客様の内面も豊かにしたい、ということ。
天然パーマだったmisakiさんが学生時代、ストレートパーマをあててもらった時。
髪質が変わることで、気持ちが明るくなった感動。
今思うと、その体験が心に残っていたのかも。
いつの間にか、髪質、ヘアケアについて他の人よりも多く語れるようになっていました。
そして、髪質は人それぞれの個性があり、お客様に合った施術やアドバイスにより喜んでもらえることがmisakiさんの自信につながっていきます。
すべて自分の持っている個性。
すべてを否定せずに、生かすこと。
癖毛だからこうしましょうより、
こう整えてお手入れをしていったら、
もっと自分らしくなる。
うねり、浮きやすい、猫っ毛。
髪質を生かしながら、受け入れながら、
自分の思う好きでいよう。
アドバイスをもとに、お客様がヘアケアにいそしまれる姿は、misakiさんの勇気にもなりました。
今ではお客様の要望にプラスα、挑戦の提案を心がけているそう。
お客様の日常に少しのスパイスになればいいな、
自分を好きになる方法の選択肢が増えるといいな、
そして踏み出してよかったと笑顔になれたらいいな。
misakiさんの真摯な願いに胸が熱くなって、これからも一緒に美しい人になる努力をしていきたい、と思いました。
もう、自分の思うかわいいに正直であろう。
世間の求める女の子像。
かっこいい男の子像。
そして、雑誌でよく見る、モテヘアスタイル。女性が男性目線で考えるかわいい。
女性の価値を決めつけるようなwebCM。
そういう社会の型にはまるのでもなく、
反発心から女の子らしい格好を避けるのでもない。
鎖を外して、自分がいいなと思う方向にいそしんでいたい。
ずっと、そうありたいと、
自己解放したいと分かっていました。
お仕事や恋愛を通して、自分の好きを隠して相手に好かれようとするのは、自分らしさを捨てているな、と思うようになったそうです。
媚びない。
自分軸で生きる。
その言葉を聞いた時、わたしの頭の中に、ガブリエル・シャネルの言葉が浮かびました。
"美しさは、あなたが自分自身でいようと決めた時に始まる"
外側のみで評価されることに辟易し、人間としての中身を見てほしい、
そう思ってもがき続けて今、"誰にも損なわれることない美しさ"にたどり着いたように、思いました。
そして、ヘアやメイクやファッションによって、誰だって自分の好きな自分でいられる、そんなきっかけも作れたらと考え、
"自分を愛でるおいしい美容"という企画を立ち上げました。
→ https://note.com/misakifukushi/n/n9a0d5e4b048b
*応募された方の内面にも外見にも合ったヘアメイクを提案するという企画です。自分の知らなかった一面と出会うことができます。1人でも多く、美容を楽しんで生きてほしい、と願いを込めて。
内面の豊かさ、自分の意志で選択して、自己解放すること。
misakiさんは、お会いすると前回のお礼を欠かさず言ってくれて、
施術時には必ず美容の悩みを聞いてきてくれる。
正直私は、いつも笑顔のmisakiさんには悩みはないんじゃないかなあなんて思っていたけれど、
なんとなく人間としての魅力に引き込まれるところがあって、なんだろう、なんだろうって思っていたことの形が見えてきて、
やっぱり女の子って、楽しいなあ!と、思いました。
せっかく女性に生を受けたのだもの、
めいっぱい謳歌しようじゃないか!
misakiさんが着ているワンピースは、misakiさんがとても好きなものだけど、周りの目と反発心から避けていたのだそう。
これも私の自己解放です、と言う姿は、
とても美しく思いました。
○misakiさんの大切なもの○
自分が主役の時間を持つことで、
心のバランスを取りたいときに
頼りにしているもの
*インナーケア用品
INTIMO VEGETALE
NIAOULY CREAM
*ザクロティー
HAWTHORN BERRY
*お灸
*シザーバサミ
*美容用品
○misakiさんの大切な場所○
misakiさんの勤務される美容室 楪
model misaki
text&photo sayaka
sayaka hashimoto
2018年、都内撮影スタジオ卒業
2019年より工事現場にて荷揚げ屋、エアコン業者
instagram sayakahashimoto2
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