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デンマークの女性が輝いているわけ

 私のデンマークの母、澤渡夏代ブラントさんと、夏代さんの50年来のお友達小島ブンゴード孝子さんの共著『デンマークの女性が輝いているわけ』。

 デンマーク社会、デモクラシー、デンマーク女性達の運動、お二人のデンマークでの半生などについて書かれています。線を引きながら、また読み直しています。私たち夫婦のインタビューも第二章「女性と仕事」に載っています。(134㌻から)

写真は2018年の鋼婚式(12.5年)のお祝い。

 夏代さんと私の出会いは21年前。私が東京で、養護学校の教員をしていた頃です。日野社会教育センター主催の「デンマーク高齢者福祉視察の旅」に参加したのがきっかけでした。夏代さんは旅のコーディネーター。視察旅行中はもちろん、その後デンマークに留学したときも、本当にお世話になりました。

2020年夏 


 留学中は時々夏代さんのお宅に「避難」。日本語を思いっきり喋って、美味しい日本食をいただき、お風呂にまで入れていただいて、更にお泊り。留学したばかりの頃は、新しい環境にクッタクタでした。「避難場所」があったから乗り越えられました。

 パートナーと付きあった時も、真っ先に夏代さんご夫婦に紹介しました。夏代さんののパートナーBさんに、こっそり「Mの事どう思う?」と聞いたら「彼は理想的だ。」と言ってくれたのが心強かったです。私の両親に結婚を反対されていた時も、日本に里帰り中の夏代さんが母に会って、デンマークの暮らしやMについてお話しして応援して下さいました。長男が生まれたときに、病室まで持ってきてくださった太巻き。人生で一番美味しい太巻きでした。初めて仕事についた時も、デンマークで教育を受けた時も、車の運転を始めた時も「さやかは常に進化中」と励ましてくださる、私のデンマークの母夏代さん。

 夏代さんに声をかけていただいて、夫婦でインタビューを受けたのが2019年夏。暑い夏の日に、お2人は我が家にいらっしゃいました。とってもパワフルでチャーミングなお2人。活き活きとした姿、学び続ける姿、好奇心旺盛な日本人先輩女性に刺激を受けました。

 インタビューの内容は本を読んでくださいね。インタビューの最後に将来の夢を聞かれて「10年後くらいに、アートセラピストとして、障害のある子たちとアートで関わりたいと思っています。」と答えています。インタビューを受けてから2年半がたちました。今年の夏から「子どもの絵の分析士」の勉強をはじめました。勉強すればするほど、絵の面白さと奥深さを知り、ますます子どもたちの絵を見るのが楽しいです。夢に向かって前進中です。


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