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2021年ノーベル賞

こんにちは。山代です。

2021年のノーベル賞の受賞者の発表が10/4~10/11にかけて行われました。

ノーベル賞は、ダイナマイトを発明したスウェーデン人、アルフレッド・ノーベルの遺言に基づいて1901年に創設された賞です。
現在は、『医学・生理学』『物理学』『化学』『文学』『平和』それに『経済学』の6つの賞があります。それぞれの分野ごとに毎年3人までが受賞し、これまでに900をこえる個人と団体が受賞しています。
自然科学の分野では、ノーベル賞は「世界で最も権威がある賞」とされています。

今年は、日本人受賞者も物理学賞から真鍋淑郎(まなべ・しゅくろう)さん(90)が選ばれており、日本人として28人目(物理学賞は12人目)となります。
ノーベル賞受賞者を国別でランキングを付けると日本は7位であり、1位アメリカ338人、2位イギリス133人、3位ドイツ109人、4位フランス70人、5位スウェーデン32人、6位ロシア31人、に次いでの順位は立派ではないでしょうか。
日本人が強い分野として、科学分野である『医学・生理学』『物理学』『化学』が挙げられ、『文学』は過去に2度、『平和』も佐藤栄作の受賞歴がありますが、『経済学』については、1度も受賞できていないのも大変面白いと思います。

さて、真鍋さんの評価された業績ですが、50年前から地球温暖化について研究しており、この研究分野の第一人者ということでした。
1967年に発表した論文では、二酸化炭素の濃度が2倍になると、地球の平均気温がおよそ2.3度上がるとしています。
また、大気モデルと海洋モデルをくっつけて考えたことも評価されているポイントで、現在の気象学の基礎をつくったとされて天気予報のモデルにも採用されているそうです。

真鍋さんご本人を映像で見ると、とても愛嬌のあり、自然体でいきている方だなと感じました。
研究を続けてこれたのは、奥様のサポートのおかげだとコメントされている姿は結婚の理想の形であり、また。非常に面白い人生だったと楽しげに語られているのを見て、私が90歳に至ったときに同じ言葉は発せられる人生を築きたいものだとそのシーンが強烈に印象に残りました。

最後に少し話は脱線するのですが、ノーベル文学賞候補の常連である村上春樹さんが今年も選ばれなかったことが残念だと思いました。世界に与えている影響力を考えると、いつの日か受賞するものだと思いますので、その日を楽しみに待ちます。

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