秋について

軽井沢に住み始めて2回目の秋
盆を過ぎたら秋の風ということで色んなことが少しずつ秋という季節を表現していく

まずは、花が綺麗に咲くこと
こちらに来て知ったのだけれど、花の季節は春にも増して、秋なのだと知った。

コスモスだけでなく、いろんな花が道を彩ってくれる。

そして果物や食べ物。東京でスーパーに行く時は特に気が付かなかったのだけれど旬っていうのは意外と短い。

まずは巨峰やシャインマスカットがスーパーを彩り、次に栗、さんま。栗やさんまは2週間ほどで去り、その次はりんご。りんごもいろんな品種があるけれど品種によって1〜2週間ごとくらいに入れ替わってしまう。
ちなみに栗の次に森に姿を現すドングリもたくさん落ちているのは1〜2週間くらいの間でその後は少なくなってしまう。鳥が食べるのかな、栗もドングリもどこへ行ってしまうんだろう。。

次にお米。
稲穂が垂れて、収穫、脱穀。
今回は田植え、収穫、脱穀すべて体験させてもらいかなり良い経験になった。


そして、秋の終わりを告げる紅葉。
軽井沢では10月末から文化の日くらいまでが見頃だった。こちらも10日くらいかな。

秋というのは、旬が短い主役たちが次々に登場しては消えていき、心を丸ごともぎ取られてしまうように感じるほど美しく、実はとても派手で、そして芸術に触れていないとやりきれないほどに切ない季節だ。

心がどこか遠くに行ってしまうことを必死に拒むかのように、ネットフリックスで映画を見たり、娘と一緒に歌を歌ったりして時間を過ごした。
何をしていても、常に切なかった。

秋は半分くらいいなくなってしまって、冬が来ていることを、落ち葉や夜や朝の息の白さや自分の身体の強張りから感じる。

冬は意外に、強くて、ちゃんとしてるイメージ。

でも私は、いいとこ取りで、移り気で、派手で、でもとても弱い秋が、切なくて、本当に好きだった。

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