車椅子生活をしてみて(鉄道会社の違い)

私は薬の重大副作用で8月半ばから1ヶ月程、1人で動くことも出来ず外へは車椅子を利用しなければ出ることができない状態でした。市で車椅子レンタルしてるのも初め知ったことなんですけど…車椅子乗って道路にどれだけの段差や斜面があるか、漕ぐのがどれだけ体力使うなか、どれだけ声をかけても道を通してくれる人がいないのか…車椅子を利用してる人にとってどれほど生活しにくい社会なのかがよくわかりました。

私は右手と左足のけいれんがあり酷くなれば意識が少ーし遠のいていき息がはけない状況になりましたが薬が効いて入れば右手のけいれんはわずかでした。(徐々に酷くはなりましたが)
徒歩1、2分のコンビニに行くのに往復30分かかり、ホットメニューは何があるかも見えず店員さんを呼ばなければ何も取れない状況。何をするにも人の手を借りなきゃいけないしバスも快く乗せてはくれますが車椅子用座席の方が席を移動する際に睨まれたり舌打ちされたり…そんなのは日常茶飯事でした。駅ではエレベーターが果てしなく遠かったりで大回りをしなければ移動出来ないし駅員さんも呼ばないといけないし…。
病気の副作用で仕方ないけどそれは辛いものがあって…けいれんが少しでも酷くなると好奇の目に晒される…「あー患者さんってこんな思いをしながら生活してるんや」と実感するとともに急にこんな状況になった私が泣きたいよ、と思いながら生活していました。(お尻も痛いし…)

中でも対応の違いで感じたのは鉄道会社の差。
私は普段近鉄電車を使用していますが病院へ行くには近鉄電車とJRを乗り継がなければなりません。近鉄電車は言えば「どこまでですか⁇」と聞かれてその人が他の人に「○○までやから連絡しといて」って声かけて「この電車乗りましょう」ってもうすでに閉まりそうになった電車にでも乗せてくれ、逆にこっちが次のでいいよ…ってなるぐらいめちゃくちゃ早い対応なんです。来てなければ車椅子用の場所のあるところか乗り継ぎの時に楽な車両に乗せてくれて降りる時も介助してるのがほぼ母親だったので駅員さんが介助で下ろしてくれて。エレベーターの位置とかわかるか確認してくれたり車椅子見えたらちゃんと声かけに来てくれて…ホントに助かったし優しかった‼︎感謝しかなかった。
一方JRは改札に駅員さんがいても手をあげて声掛けるまでその場から離れなかったり、車椅子介助用のスタッフがいるから、と何本も電車を見送り…普通の狭いところに乗せられて肩身の狭い思いをしたり…。もちろん優しい方もいましたが何せ待ち時間が長い‼︎余裕を持って出てるから何とか待てたけどあれは待てない…けいれん酷い時は車内で意識遠のいてるんだろうな、ぐらい辛い車内だった。介助用のスタッフがいて受ける側の準備も必要で連絡も必要なのはわかるんだけど、それが果てしなく時間かかる。
近鉄の駅員さんなんてエレベーターで上がってる間に介助板持ちながらエスカレーター駆け登ってきて待ってたのに、この差はなんやろぅと…。

とにかくお世話になったのさ事実やし助かったのも事実やけど改善してほしいと思うようなことがたくさんあったのも事実かな。
とりあえず車椅子生活はもうしたくないし職業柄介助もしてるし声掛けするようにはしてるけど、大変さがよくわかりました。

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