グラデーションはうめぇのよ
人生はグラデーションだ。
そんでもって、グラデーションはうま味だと思う。
グラデーションに気づくと、人生めちゃくちゃ「美味ぇ」ってなるよね。
切り替えが苦手って言ってたでしょう。
逆に私は切り替えが得意すぎたんだよね。
仕事と生活の行き来を平然とやってのけてた。
「職場で会う時とプライベートで会う時のギャップが大きすぎる」と同期や夫に、「いつも切り替えできてかっこいい」と後輩に言われたりもした。
プライベートでどんなにしんどいことがあっても絶対職場に動揺は持ち込まない。心配性でコミュ障でビビりな性格なのに、仕事ではどんな理不尽な目に遭っても人の生死を分けるようなトラブルであっても、愛嬌だったり鉄仮面だったりで乗り越える。
職場のデスクにいる時に世間話を振られるのが心底嫌だった。職場の人は職場の人。プライベートなことは話したくないし、職場に私情を持ち込むなよとニコニコしながらイライラしてた。（すみません）
それを「プロ」だと言う人もいたし、その働き方は当時間違っていなかったとは思う。けど、これからを考えた時、そういう働き方をしなければいけないなら働きたくない、と思った。
つまりはなんじゃい、と考えてみたら、
今までの私にとって、前の仕事と生活は「点と点」だったんだなぁと気づいたんだ。
仕事は仕事、生活は生活で完全に分断されて交わることがなかった。
介護だ医療だ終末期だなんだと散々仕事で携わっているのに、プライベートでは全くそれを発揮できず、義父の終末期に夫に呆れられた時には、あまりの自分の乖離具合に情けなくなって泣いた。
おそらく、意図的に点と点にしてた。
生活を守りたかった、仕事を続けるしかなかった。バランスを取ろうとした結果がそれだったんだと思う。
今は仕事も生活も、あらゆる物事が線で繋がってきている感覚がある。
ありがたいことに、尊敬できる人や大好きな物事しか引き寄せてないおかげな気もする。感謝感激。
それがなんだか「人間らしいな」と腑に落ちていたところ。
そんなところで、
仕事もプライベートもぜんぶ私の暮らしです！
ってさ、「いや、もう、ですよねですよね〜〜〜〜！！！」って大変大きく頷いたのだよ。ドンピシャタイムリー感謝祭。
なんで私という人間は一人なのに、やることなすこと全部分けてこなさなきゃいけないんだ！全部私だ！私だーーー！！（脳内の玄関からズドーンと逞しい私が飛び出すイメージ）という気持ち。
私が体験すること、日々の暮らしの全部が栄養になって、責任持って私が私の人生を体現したい。それが私にとっての、私としてのミッションな気がしてる。
点と点じゃなくて、そして、線をも超えて、
私という"面"のグラデーションを繰り広げるというか。
いや、イメージはもっと三次元…四次元でもいい…もっと広くて深くて立体な…（そして概念のオープンワールドへ）
最近思うのは、「誰かのため」より、もっと「自分のため」でいいな？！ということ。
誰かのためっていうと、まず「それって誰やねん（エセ関西弁）」ってなって路頭に迷う。
この人のためって思うと、私の場合「想い押し付けているだけになってないか？」と不安になったりする。メンドクセェ。
だから、私の今後のスタンスとしては、
私がやりたいからやりたい！ついでに誰かのためにもなったらラッキー同志だね！よろしくおなしゃす！！
っていう感じでいようと思った。ﾃﾞﾃﾞｰﾝ
※ラッキー同志・・・偶然やりたいことが一致して「それってもう私たち同志じゃん」って意味の即席適当造語
やっぱり、「やりたい」は最強で最高の根拠と言うところに落ち着く。
それが私は生きやすい。お商売には向かないのかもしれないけどね。
そんなこんなで、この民宿構想が生まれたんだ。
この場合、「我々夫婦のため」ではなく、
夫は私にとっての「ラッキー同志」であるということが大きなポイント。
私がやりたいことと夫のやりたいことが偶然合致したものであって、話しあいを繰り返した末に生み出された案ではないということ。
なんというか、これからは、そういういい意味での軽さを夫婦間にも携えていきたいんだ。
一生添い遂げるとか、そんな神聖さみたいなものから少し離れて、もっと楽しく軽やかに、共に豊な人生を企んでいく同志でいたい。全生命一愛している存在であることは大前提で。
それこそ、人間関係もグラデーションだなと思う。
夫であり家族だけど恋人のような時もあって、同志としての一面もあって、我が家のスポンジボブ（！）でもあって…みたいな。
グラデーションはうま味。なんというか、コクが生まれる。うめぇ、グラデーションを味わうと美味ぇのよ。
グラデーションの中をふよふよしながら生きるおもしれぇ人間でありたいよねぇー、どう？
さて、曲紹介ですが（下手くそ）
iri「半疑じゃない」を置いておきますっ
ずっと大好きな曲、アップテンポに弾けた肯定をくれる曲
「飽きられるほど踊りたい 私は私で意義がある 言葉にならない意義がある」
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