意味のない事は無いと信じて進もうか

もう限界だ。

GWが終わってすぐ、新規顧客開拓の仕事で今までなんとか保ててたメンタルをへし折られた。
こんなに毎日必死で仕事しているのに。必死に必死にあがいてきたのに。

5月の天気のように、私の心は荒れ模様の毎日だった。

「休職したい」

と、心の声が聴こえた。全て一旦停止したい。もう何も考えたく無い。

頭の中はすでにオーバーヒートで、出勤して会社の駐車場についても涙が溢れてきた。どんなに大好きなミセスの曲を聴いても立ち直れなかった。


Xにいる大好きな仲間たちは「休んでいいんだよ」と優しい言葉をかけてくれた。
休めるなら休みたい。1分でも長く布団にくるまっていたい。外の世界になんか行きたくない。でも、行かなきゃならない。
毎日葛藤しながら、なんとか、とにかく、出勤した。


面談シートに「心が限界です。休みたいです。」と素直に書いた。

すぐに上司が時間を設けてくれた。
とにかく今は自分の気持ちを包み隠さず話そう、と何も準備する事なく話し始めた。気づいたら涙と鼻水でマスクの中がぐちゃぐちゃだった。


面談後に「本当に毎日来てくれてありがとね。」と言ってくれた。
なんだか、その言葉でふっと気持ちが軽くなった。


転職経験が多いゆえに、「一刻も早くこの場から早く逃げ出したい」と考えてしまっていた。
でも、上司は引き止めてくれた。

今までの会社では、「じゃあどうする?」と決断を迫られて、「辞めます」と言った途端「今まで頑張ってくれてありがとうね」とその場で終止符を打たれてきた。
その度に、解放された安堵感と共に喪失感が押し寄せてきたのをずっと覚えている。


本当は私まだここに居たいんだ。
このままじゃ嫌だって思ってるんだ。
私のこと、見守ってくれてる安心感がほしかったんだ。

そんなことを思えた面談だった。

…ここでならまだ頑張れるかも。今この瞬間から成長したい。

とりあえず、今日まで頑張ってくれた私を抱きしめてあげたい。
5月を生き抜いた私、ありがとう。疲れたね。でも走り抜けたね。
私はさ、やっぱりマグロだよ。動いてないと終わっちゃう。
上司にも「外の世界にいた方が輝ける」って言われたね。
だからね、もうちょっと頑張れそうかな。
頑張ってみない?頑張りたいでしょ?まだまだこんなもんじゃないでしょ?
限界。上等。やってやろうか、でしょ?


だから、今はまだ休まない。先を見て進むんだ。

意味のない事は無いと 信じて 進もうか。


6月はもっと笑顔の日が増えるといいな。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?