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土曜日。悪寒がすると言って夫が寝直した。
平日はスッキリ目覚める私、
週末は子どもに起こされようが
無視して寝たいだけ寝る。
(と言っても、子どもたちが6時半頃から騒ぎ出し、
私は8時には起きる。健全でしょ。)

必然的に夫が子どもたちに菓子パンを食べさせたり、
テレビを見せたりして過ごす。
この日は私が起きると、
夫は私の「あずきの力」をレンジで温め、抱きしめて
布団に戻って行った。

土曜日の午前中は子どもたちを耳鼻科に連れて行く。
常に鼻水ダラダラの子どもたちが、中耳炎(特に娘がなりやすい)にならないように、毎週チェックして薬を出してもらっている。
この習慣も、家族4人で行くこともあれば、夫が連れて行って、私が家に残って掃除機をかける日もある。
私が1人で連れて行くことはあまりない。
だって、大変なんだもん。

とは言え、この日はそうも言ってられない状況だった。
夫は羽毛布団2枚で山のようになった下で寝ていた。
寒いのなら厚着をしたらいいのに。と、
いつも半袖にトランクス姿の夫には
文句を言っているのだが、
この日は長袖・長ジャージで
彼なりに防寒して寝ていた。

結局、夫には声を掛けず、子どもたちを耳鼻科に連れて行き、
公園で1時間ほど遊んでから、処方薬を受け取って、
たこ焼きと焼きそばを買って帰宅した。
夫はまだ布団の山の下敷きになって寝ていた。

「たこ焼き食べる?」と聞くと、
出掛けたことにさえ全く気付かなかったと驚く夫。
食欲はあるようで一安心。
まだ寒気があるというので、体温計を渡すと
38.2度だという。
そりゃ、寒いよね。

夫の風邪の撃退法は栄養ドリンクと水分を沢山飲んで
布団にくるまってとにかく寝ることだ。
これまでも何度か、そうやって解熱する姿を見てきた。

先程処方薬を貰った薬局は13時までやっている。
「あと20分くらいあるから、抗原検査のキット買ってこようか?」と聞いたが、
「もう一回寝れば熱は下がる」と断られた。

食後、風邪撃退法を実践して寝ようとする夫に先駆けて、ふらふら〜っと娘が布団に寝転んだ。少しとろんとした目をしている。額に手を当てると、熱い。
熱を測ると38.0度。
2歳の発熱は珍しくない。でも少し心がザワっとした。

娘は私の肘を触りながらすぐに寝た。
放ったらかしていた朝食の片付けをして、
ソファでテレビを見る息子を昼寝に誘うと
うん。と、すぐについてきた。
珍しい。
保育園でもお昼寝がなくなって、
週末もほとんど昼寝はしないのに。

一緒に布団に入って、息子を抱きしめた。
熱い…
38.5度あった。

3人を寝かせてから、この普通じゃない状況をどうするか考えた。
土日もやっているかかりつけ小児科に相談するか、
コロナの発熱相談のようなところに電話するか。
夫にはかかりつけの内科がない。
「大阪市 コロナ 発熱したら」で検索し、
「夜間・休日やかかりつけ医がいない場合
⇒新型コロナ受診相談センターに相談」とあったので
電話してみた。
パンク状態なのか、「少し待っておかけ直し下さい」とアナウンスが流れて切れてしまう。

その日(土曜日の午後診って、あまりやってませんよね)受診出来るところを調べているつもりが、
気付いたらコールドクターという往診依頼の電話に掛けてしまったり。慌ててたな…。

結局、子どもたちのかかりつけ小児科に電話して、土曜日の一般診療時間は過ぎているので、日曜日の朝の予約(夫と子ども2人)が取れた。

夕方、起きてきた3人とも、解熱していた。
元々熱なんかなかったかのようにケロっとしていて、肩透かしを食らった気分。

でも、息子は夜中も38度を超えて、朝になると下がってた。
緊張が続きます。


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