見出し画像

似合わないものにこだわった本当の理由

本当になりたかったものと、呪いのお話。

お読みいただきありがとうございます。

アトツギ嫁×パーソナルスタイリスト
しげまつさやかです。


以前からずっと疑問だったこと、
それは自分がなぜ「可愛らしい」に固執しているのかということ。

その理由が今日ふと舞い降りてきました。

曲線が捨て去れない

ちょっとスタイリスト目線のお話になりますが

私は直線的な顔立ちです。
(直線とか曲線とか、何?という方はこちらのブログをお読みください)

理論上、直線的な服装が似合います。

実際に褒められるのは直線的な服を着たとき。
塾の先生をしていた頃の、ストライプ柄のグレーのパンツスーツなんか
最高に褒められまくっていました。

でも、私の好みは曲線的なアイテム。
全てをそれに揃えたいとまではいかなくても
どこかに取り入れていないと物足りませんでした。

このギャップはどこから来るのか?
これが私の中のずっと疑問でした。

その疑問を解くきっかけが、先日訪れました。

曲線的なアイテムを選んだ私に一言
ある人がこぼした言葉。

「それ、良いけどあなたの良さには合ってないよね」

曲線で手に入れたかったもの


正直、またか…と思いました。


また私が曲線を手に取ると茶々が入る…
でもここでふと、なんで曲線にこだわる自分がいるんだろう?と考え始めました。

曲線といっても、ピンクのフリフリが着たいわけではないのです。
じゃあどんな感じか?と訊かれて自分の好きなブランドを思い返したときに
出てきたキーワードが「お嬢さまっぽい」。

そこで気づいたのが「そうか、私はお嬢さまになりたかったんだ」ということ。

曲線を選ぶことで、私はお嬢さまっぽくなることを目指していたのです。

子どものころにかかった呪い

じゃあなんでお嬢さまになりたかったのか?

それは、きっと自分の意見を言えるようになりたかったから。

私のなかの勝手なお嬢さまのイメージは
自分の意見をどんどん言ったら周りが勝手に叶えてくれる存在。

そんな風に、私も自分の意見を言って、自分が思うことが叶う世界にいきたかったのだ、という気がしています。


そしてもう一つ、曲線にこだわっていたのが「怖さ」から離れるため。

私は子供のころから、現在とそれほど変わらない性格でした。
今でこそ「さばさばしてる」とか「びしっと言ってくれる」とか
「しっかりしている」「冷静」など良い評価をいただくこともありますが

子どもとしては少々落ち着きすぎていたようで
「怖い」とか「冷たい」とか言われることも多かったです。

一時は、知らないところで「氷の女王」とか呼ばれていたようで
今でこそエ〇サがいるので良くとらえることもできますが、
当時はそういうキャラクターもなく正直傷ついていました。

内面がそんななので、外見まで直線に寄せようものなら
怖すぎて誰も近づいてくれないんじゃないか、
というところから、きっと曲線にこだわるようになっていったのだと思い至りました。


自分の印象は自由につくれる

じゃあ、そんな子どものころの呪いをずっと引きずるのか
というとそんな必要もないわけで。

自分の直線要素は活かしつつ
自分の似合う範囲で曲線を取り入れるその塩梅は
これまでのたくさんの学びのなかで手に入れてきました。

内面も、「怖い」と言われる面への改善をしてきたり
大人になるにつれて、「冷静さ」がついてきたりと
クールであることをコントロールできるようにもなってきています。


そうなったら、あとはもう、どんな服装でいたいかは
その場と自分の気持ちとに合わせて自由に組めるわけです。


ただ、1つできていないことがあるとすれば
子どものころ本当になりたかった”お嬢さま”になること。


これも、これから叶えて行ってあげたらいいのです。
自分で似合わせるための知識は持っています。
だからこそ、あの時なれなかったものに、、これからチャレンジすることもできる。


似合うも似合わないも、どちらも楽しめばいい。
それを「良さに合ってないから」と否定する権利は誰にもないのです。


そんな思いを持った、35歳最初の月末でした。


最後までお読みいただきありがとうございました。


スタイリストとしてのブログはこちらから

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?