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『さくらえび』さくらももこ

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こんにちは。

今日は土曜日ですね。私は1限の司書資格課程の講義を終えたところです。オンライン授業は早起きしなくてもいいのは楽ですが、少し味気なく、一緒に講義を受けている同級生とおしゃべりできたらいいのにな、と思ってしまいます。とりあえず、これで今週も無事に終わったのでほっと一息ついています。

1.懐かしの週末アニメ

さて、今日の読書記録は、さくらももこさんの『さくらえび』。エッセイ集です。さくらももこさんと言えば、ちびまる子ちゃんの原作者さんですね。

きっと共感してくれる人も多いと思うのですが、小学生の頃、日曜日の夕方と言えば『ちびまる子ちゃん』→『サザエさん』を連続で見る、というのが休日終わりのルーティーンでした。明日から始まる月曜日を憂いながらも、ちびまる子ちゃんとサザエさんを見ると自然と笑顔になれました。今思い返せば、それなりに楽しい小学校生活だったと思うのですが、当時は学校へ行くよりも『ズッコケ三人組』シリーズ(那須正幹)をのんびり家で読むのが好きな小学生だったのです。

大好きだったちびまる子ちゃんを、いつの間にか観なくなっていたのはどうしてなのか……アンパンマン、プリキュア、ドラえもん、ちびまる子ちゃん、サザエさん……いつの間にか夢中になり、いつの間にか遠ざかっているアニメは意外とたくさんありますね。そして、そんなアニメに夢中になっていた頃を思い出すと、なぜだか泣きたくなるほど懐かしかったりするのです。

だって、ちびまる子ちゃんを最近Netflixで見たら、まる子ちゃんとおじいちゃんの絆の尊さに、じわりと目頭が熱くなったのです。まる子ちゃんのお母さんだって、当時は怖い人だと思ってみていたのに、今見返すと、娘たちへの愛情たっぷりなお母さんなのです。毎週見ていた頃はそんなこと思わずに、ただただ楽しんでみていたのに……

2.さくらえび

そんなちびまる子ちゃんの作者、さくらももこさんのエッセイ集『さくらえび』をふと書店で惹かれて手に取りました。

「ヒロシのコイ」から始まるこのエッセイ、きっと真顔では読めないはずです!ヒロシ、はもちろんアニメのまる子お父さんそのままのさくらさんのお父さん、そしてコイは恋ではなく鯉……笑

どれも面白く、抱腹絶倒のエッセイ集。心温まるのはさくらさんと息子さんのやり取り。息子さんはお母さんがさくらももこさんではないかと疑いながらも、さくらももこさんであることを確信していないのです笑

 息子は、私がさくらももこだと知っていたら、ファンレターなんて書かなかっただろう。「おかあさんに手紙なんて書かないよ」と、きっと言っただろう。
 さくらももこじゃないと言い張ってよかった。私がさくらももこじゃなかったからこそ、今こうして息子はさくらももこさんに手紙を書き、こんな感動を得られたのだ。(「息子の手紙」本文より)

爆笑必須のエッセイから、ほっこりエッセイまで、さくらさんの日常はまる子ちゃんそのもの。まるで大人になったまる子ちゃんを見ているようです。

このエッセイの魅力は、笑いあり、涙あり、そしてさくらさんの天性の表現力を心ゆくまで味わえるところです。ぜひぜひまる子ちゃんの世界観を一緒に楽しみましょう!

最後まで読んでくださってありがとうございます!

それでは、また。

sayaka

追記

こちらもNetflixなのですが、ちびまる子ちゃんの映画『大野君と杉山君』(1990)をなんとなく再生していたら、あっという間に引き込まれてしまいました。大野君と杉山君も、まる子ちゃんとたまちゃんも、本当に素敵で、ああ友情ってこういうことだったよね……としみじみ大切なことを思い出させてくれます。大きなのっぽの古時計を歌うシーンは何度も見返したくなる名場面です!よかったらぜひ!


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