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薬が多用される世界


一人の人間の中には色んな「ダメ」なところが存在します。
そのダメとは自分が誰かと自分を比べたり、何かの基準と自分を比べて良いとかダメと判断している、という意味です。

そして、当然、そのダメを見つけた人ほど自分を否定し
あの人より良くならなきゃ、あの基準を超えなきゃと躍起になり
そしてそのダメを手っ取り早く改善するために「薬」に頼る人も多いんだと思います。

*    *

薬とは基本的に問題に対して即効性のある物を指すと思います。
熱が高いから解熱剤
肌荒れしているからステロイド
便秘しているから下剤
眠れないから睡眠薬
みたいに。

でも当然、即効性があるゆえに飲まない時は
薬によって抑え込まれていたものが噴き出したり、リバウンドが起こる。
結局、問題の根本解決は全くしていないのに、薬に頼る人は減らない。

それは多くの人が問題解決を望んでいないからだと思います。

*     *

ありのままの自分を愛しましょう
丸ごと自分を好きになろう
そんな言葉が溢れかえっているのに、この現実。

ここまで薬を多用するのが当たり前な世の中の背景にも、個々人がありのままの自分を受け止められない
ありのままの自分こそ否定する自分がいる、という事があるんだと思います。

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ありのままの自分を受け止めるのは難しい。
でも、人間が誕生してから今までも、この先の未来も「この自分」はたった一人しか存在しない。
そしてその自分を誰よりも理解できるのも自分だけだからこそ
自分を大切に扱い、自分を深く理解してもらいたいと思います。

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