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本物の治療家とは ❷


の続きです。

私の考える本物の治療家は

・ 病気とは何か?を熟知している
・ 自分の感情の感じ切りを使って病気を治した、改善、または共に生きるという新たな考えを持つに至った経験がある。
・ 病気や不調、感情の大きな波はチャンスと理解している
・ クライアントと二人三脚で歩む必要性を理解している
・ クライアントのエゴの暴走に対処することが出来る(これは自分の成長と共に出来るようになればいいと思います)

だと思っています。

この5項目は、人が健康で幸せに生きるためには必要なこと。
ですので、治療家はこの5項目をしっかり理解していることが大切。

そして、これらを理解している内容とは別に、とても大事なことがあります。
それは
治療家はその人の魂と向き合うことになるので、クライアントさんのプライベートに入っていく覚悟を持つこと。
とはいっても、これも経験を重ねるごとにその必要性も理解していくので
理解度が深まるごとに、覚悟も決まっていきます。

ここで言う覚悟とは、クライアントさんが抱える様々な問題や課題の全てに首を突っ込むわけではなく
クライアントさんが向き合うべき問題や課題はクライアントさんの問題なので、そこはキッチリ線引きをしつつ(でも、手を離さずに)
クライアントさんのエゴ(未消化の傷、思い込み)とはがっつり向き合う事(逃げない自分)が求められます。

※ エゴはクライアントさんにとっては見せたくない、隠してきた自分でもあるため、プライベートとしています。

人は成長するほどに魂と同調するので
その人が成長するほどに必ずエゴは抵抗します。
エゴにとって人の成長は「魂の願いの実現で傷ついた過去」を思い出させるキッカケになるのと
肉体にとって成長とは未知なる世界の扉を開けることになり
未知なる世界とはエゴにとって「未経験なので危険」と理解するからです。

ですので、エゴは「これ以上、自分を傷つけまい。自分の安全をまもらねば!!」として、成長を止めるために強烈なまでに抵抗して「元の自分」に戻そうと躍起になるのです。

治療家がこのエゴの抵抗に向き合う必要がある理由は
この過程は一人で乗り越えることは出来ないためです。(その理由は改めて)
だからこそ、治療家がクライアントさんがエゴとの対峙から目を逸らさぬよう
クライアントさんがエゴに負けないように目を光らせているのです。

*     *

また、治療家として活動するならば
相手が自分の助けを必要としてきたら、手を差し伸べる覚悟が必要だと思います。
これは自己犠牲的な意味合いではありません。
クライアントさんを一人にしない、放置しないという意味合いも含んでいます。
また、クライアントさんに何かあった時に柔軟に対応する覚悟を持つ必要がある、という意味です。

当たり前ですが、人間にとっての不幸や不調は、こちらの都合とは全く関係なく起こります。
朝だろうと夜だろうと、祝日だろうと、結婚式の真っ最中だろうと。

その人にとっての不幸、不調など、感情が大きく揺れる時というのは
その人にとって重大な転機を迎えている証拠です。(感情は魂の声なので)
ということは、治療家にとってクライアントさんの不調が起きたり、感情が大きく揺れるタイミングは「大きなチャンス」
だから治療家はこのチャンスを逃したくない。
このチャンスを利用してクライアントさんの成長のため、手助けしたいと思います。
だからこそ「今日は休みなんです」とか「夜なので」とは言いたくないわけです。

治療家はクライアントさんと二人三脚で歩んでいくことを理解しています。
自分一人で突っ走ることは出来ないし
でも、クライアントさん主導にすることもできない
相手の状態を見き分けながら、必要であれば相手に多少の負荷をかけながら
足並みをそろえて前に進んでいく必要があることを理解しています。

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治療家で居る、治療家になるということは
終わりなき学びの過程を進むことだなぁ、と思います。


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