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本物の治療家とは

病気については様々な意見や考えがありますが、ホメオパシーを学んできた私の経験上からの考えを書いてみます。

がベースとしてあり
先日書いた

の補足として書いてみます。

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クラシカル・ホメオパシーの学生時代に狂犬病に罹った子供、自閉症の子供、白斑などの治癒までのビデオ・ケースを見たことがあります。
いずれのケースも「治った」状態にまで回復していました。
※ ここでいう治ったは平均値に入っている、という意味にしています。

狂犬病に罹った女の子のケースは壮絶で、治療前はよだれを垂れ流し、唸っては噛みつき、眼を見てもまさに「狂ってる」状態で「この状態が回復するの?」と思っていましたが
たった一粒のレメディで「治った」のには驚きました。

その子自身はセレブの娘でしたが、紐解いてみると家庭環境、親子関係、家系的な問題など様々な問題が複合的に絡み合っていたのが興味深かったです。(インド人のケースだったので、カースト制度など日本では考えられない原因も絡んでいました)
白斑の女性も紐解いてみると、なかなか複雑な原因や背景がありました。
自閉の子は家系的な問題は絡んでいなかったのですが、コミュニケーションが取れない状況から、レメディを投与して何年も時間はかかりましたが
最後のセッション時には年齢相応の会話が可能になり、知的レベルも平均値に入っている(平均以上だったかも)のには驚きました。

※ ご注意
ここで挙げているケースの子供たちは予防接種や薬の投与の量などほぼなかったケースだったので反応が良かったのだと思います。
予防接種をフルコンプリートして、ちょっとの発熱でも解熱剤や薬を使ってきた子供だったら別の結果が出てたと思います。

世の中には医学では治療困難、治療不可能とされる病気があり
感情の感じ切りで病気の回復を図るにも難しいケースがありますが
その理由は「原因が単独か複数か」って事だと思います。

年齢が上がり発症する病気の多くは原因は単独で、原因は自分自身にありますが
低年齢で発症して、致死率が高い病気の原因は家系的な問題や数世代に渡って引き継がれる問題がそこにある、と経験上感じています。

ですので年齢が上がり発症したものであれば、自分の中にある原因に向き合っていけばいいわけですが
低年齢で発症したものは、親だけではなく祖父母までもが自分の感情に向き合う必要があるために治癒までの過程が困難になるわけです。

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糖尿病でインスリンが必要な状態から、感情に向きあえばインスリン不要になるか?といわれるとやってみない限り分かりません。
その理由は膵臓の機能、状態にもよるので何とも言えません。
ただ、たとえインスリンを打ち続ける必要があっても、感情に向き合う事で糖尿病を受け入れ、共に生きる選択肢を持てるというメリットは生まれます。

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ホメオパシーによって致死率100%と言われる狂犬病が治ったのは
ホメオパスが正しいレメディ、正しいポテンシー、正しい投与のタイミングを見つけられたからだけではありません。

レメディによって引き出された「狂犬病」と同調する感情の扱い方までホメオパスが熟知して
その感情によって揺れる家族をサポートするスキル(感情に向き合う方法、宇宙の法則)を持っていたからです。

治療家はここまで扱えて本物だと私は考えています。
治療家としてのホメオパスの仕事は、レメディを見つける、投与する、という治るための道筋をつけて終わりでありません。

その治るための道筋をたどることを決意した人が「その道筋にある過程の全てを終えるまで」をサポートできる知識とノウハウを持ち得ていること。
そして、その過程で患者の身に何が起ころうとも、サポートし続ける覚悟
それを持った人物だけを「本物の治療家」と呼べるのだと思っています。

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道筋をつけることは比較的簡単です。
ただ、道筋をつけた「そこからが本番」だという事を忘れてはなりません。
患者が辿る過程の中で、感情の感じ切りを伝授して
何か起これば宇宙の法則を軸に解説しながら、宇宙の法則を伝授していくこと。
苦しい状態に患者が戻ろうとしたときには身を挺して止めること。

だからこそ、その過程に入った患者が「治った」と言える段階にたどり着いた時には
宇宙の法則と共に生きて、現実から自分の本心を掴み、それ従って生きる。
罹患前とは真逆の生き方、考え方を得ているので「生きるのが楽」と言えるようになる。

そして、その過程にこそ「本当の治癒の道」と言えるのです。

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道筋だけつけて「放置」する無責任な治療家が多いのが現状ですね。
中途半端に人の人生に関わり、嫌になると色んな理由をつけて投げ出す。
でも、こういう治療家たちがいるからこそ、病気に本気で向き合い
魂レベルでの癒しを自分で自分にしようと思える人が出てくるんです。

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