見出し画像

感情の感じ切りと抑圧(ホメオパスの言葉)

インド人のホメオパス、サンカランの言葉

「疾病とは妄想であり、気づきは治療である」

については前に触れているけど、改めて。

最初は「疾病とは妄想?え、私、妄想してませんけど」って感じで
サンカランが言いたいことがサッパリ分かりませんでした。

でも、色んな事を学んだりする中で
「人は常に妄想して、勝手にストーリーを作り上げ、そのストーリーの世界で生きている」ってことなんだなぁってことが腑に落ちました。

ドラマとか見ててもそういうシーンはありますよね。
勝手に「きっとこうなのよ!!」って決めつけて、その決めつけのまま行動して
相手との距離が出来たり、すれ違ってしまったりってアレ。

そしてその妄想の根っこにあるのは、自分の中でそのままになっている「未消化の傷」

なので、感情の感じ切りは、未消化の傷によって揺らされた感情に向き合います。
そこに向きあう事で自分の妄想に気づく
その過程で自分自身を治療する方法です。

サンカランの同じ本に
「局所病理は中枢障害の出口に過ぎないので、それを取り除くということは自然の法則に反する。
障害を中枢に戻す行為だ。
障害を中枢に戻す方法の効果は一時的で、戻そうとしても
バイタルフォースは同じ出口を使おうとする。
何度も押し戻す事でバイタリティが弱まり、より重要な臓器に障害を移そうとする。
このプロセスは抑圧と呼ばれる。
中略
疾患は中枢の障害である。」

と書いてあります。
そしてその中枢の障害は、妄想を引き起こす考え方や思い込み。
なので感情を通じて「妄想の根っこにある未消化の傷」に向き合っていく必要がある訳です。

サンカランの文章からも分かるように、ガン治療に手術や抗がん剤が使われ
一度、寛解したとしても数年後に再発したりする理由は
悪い部分を取り除いたとしても、根っこにある「中枢の障害」を取り除けていないからです。

また、再発するとより命に影響のある臓器に癌が出来るのは、抑圧したからです。

*     *

ここで言いたいことは「抑圧」することがどれだけ自分自身にダメージがあるかって事です。

感情に向き合う時に思考で解釈してしまったり
その感情と共にある感覚に合う言葉を見つけずに「きっとこうだ」と決めつけると
これは感情の抑圧になってしまいます。

そして、最初は同じ感情を何度も何度も引き出すのですが
それでも解釈されたり、正しく表現されないままだと
現実で起こすことをキツくして、その感情に正しく向き合うように潜在意識が現実を作ります。

*     *

私たちが病気になるのも理由がちゃんとあります。
その理由は妄想する事に時間と自分自身を使い、自分の魂と共に生きるという人間が生まれて来た目的を果たしていないから。
なので、それの軌道修正として病気を経験します。

結果には原因が必ずあり
その原因は自分の中にある。

健康を保ちたい、健康を取り戻したいなら自分自身に向き合う事です。
そして、自分の内側から出てくる感情をただ素直にそのま待受け止めること。
ここからです。

耳が遠いのと妄想とはちょっと違いますが、妄想ってこういう事なんですよね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?