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宗教から逃げる。

吉本ばななさんの「はーばーらいと」を読み終わった。
宗教2世のお話。

宗教2世かぁ。
この言葉はいつ出来たのだろう?
「わたし、実は宗教2世なんです」重い告白が、少し軽い印象を与えて、話しやすいか?
私が自分からこの台詞を発する事は一生ない気がするけど。

「その日をしのぐためにいろんな嘘をつくことも得意になったし、その点ではそうとう汚れてしまった感じがする」この小説の中で1番うなずいた主人公の言葉。

嘘をたくさんつく事でなんとか、生きてきたし、親から逃げる事も出来た。諦めずに生きる為には、嘘は最大の武器だった。
嘘をつく事が悪い事、なんて到底思えない人間になってしまった。

私の母親は、腐ってるし、歪んでいるし、今でも絶対的に間違った子供の育て方だったと思うけれど、私の事を大事に思って、良かれと思って、あの道を選んだんだろう。
その最後の小さな小さな愛のカケラもどきのお陰で今までなんとか生きてこられた気もする。
心の闇は相変わらず抱えたままだけど。

宗教自体から逃げる事が出来ても、そう言う環境で育てられてしまうと、結局一生、心のどこかは縛られたままで、凄く苦しくなる時がある。
カウンセリングとかもっと気軽に受けられたらいいのに。

私は母親と会う事を一切止めてから、心が少しづつ和らいで来ているのを感じている。もし、宗教2世の方で苦しんでる方が居たら、親との断絶をオススメする。 

親を捨てていいのです!!!
もう自由になっていいのです。
心を軽くする方法は、「すべて忘れる事」!!!
悔しさも悲しみも、全部捨てて、これから先の事だけに注力!!!
そうやって生きてます♪

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