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朗読劇「新宿RUMBLE FISH」

2020年、イベント始め!
一発目は速水奨さんがプロデュースする朗読劇です。速水さんが社長を務めるRush styleの役者さんを中心に構成されてました。御茶ノ水の全電通労働会館ホール、初めて行きましたが規模的には銀座の博品館ホールとかと同じ感じですかね。役者さんとの距離がすごく近く感じました。

ストーリーは、太宰治の「走れメロス」を原案にしているとのことで、男同士の友情を軸にとにかく走る!朗読劇であんなに走り回ったり、ダッシュするシーンが多いのは初めてかも(笑)
速水さん演じる佐藤スズキと野津山くん演じる寅吉が花舞伎町(歌舞伎町をモデルにした架空の街)で営む便利屋「ハッピーデリバリー」に深刻な面持ちをした芹沢という花屋さんが友人・〆口駆の護衛を依頼したいとやってきて…という感じです。

以下、キャストさんごとに感想を書いていきたいと思います。
いつも通りですが、以下にはストーリー、演出上のネタバレが含まれています(1/19(日)昼公演)オタクが見た幻影の可能性もあるので、温かい心で読んでください。

速水奨《佐藤スズキ》
まず、名前!!!って思ったんですが、作中ではあまりツッコまれてませんでした(笑)それよりものづくん演じる寅吉に『オッサン』呼ばわりされてましたw
最初、速水さんとのづくんのバディものなのかな、と思っていたのですが、速水さん演じる佐藤は美味しいとこ(最初と最後)だけもってくスタイルwww 大事なところで出てきてくれます。それはそれとして、むっちゃいい声。速水さんの声の周波数が知りたい♡
ストーリー上、寅吉とのやりとりで「寅吉がゲームで買ったら言うことを聞く」みたいなシーンがあって、そこのゲームで何をするのか回変わりで速水さんのアドリブらしいんですが、私の見た回(1/19昼公演)は御座敷遊びの藤八拳だったんですね。野津山くんは本当に何のことか分かってなくて、速水さんに「狐の振りやって」って言われた瞬間、猟銃で撃たれてて「はぁぁぁぁぁ?」ってなってたのが最高でした。終了後のアフタートークで、藤八拳が分かる人の調査があったんですが、あんまり知ってる人がいなくてびっくりした!平成生まれなの?みんな平成生まれなの!?(動揺)速水さん曰く「毎回1%の笑い」を狙ってるらしいですw 最後の王子を追い詰める台詞回しは、さすが速水さん!って感じで、あれは太刀打ちできませんね。あっ、ごめんなさい…ってすぐなっちゃう(笑)声の圧が強い(圧倒的)

野津山幸宏《寅吉》
まずはのづくんお疲れ様!と言いたい。全編通して一番喋りっぱなしでしたね?
声を張り上げたり絶叫したり首を絞められたり?盛り沢山!途中で女子になりきるシーンもあったり、チャレンジの連続だったのでは。。。(速水さんにはアフタートークで「あれは全然女子じゃないから!!」って言われてたけどw)
木島さん演じる〆口とのシーンが一番多かったと思うんだけど、だんだん息が合ってきて、2人で楽しそうにしてる姿が印象的でした。やっぱりお兄ちゃん(仮)だもんね。私はお風呂のシーンが結構好きでした♡ あとコーヒー牛乳へのこだわり(笑)ちゃんとのづくん自身ともオーバーラップするような役になっていて、本当に速水さんの愛を感じました。みんなにもまれて成長していくというか、全てのキャストと関わりがあったのは、のづくんだけだもんね。
アフタートークでは、下鶴くんと2人でわちゃわちゃしてたのが「もう、この子たちったら…」という感じで、完全に母目線になりました。あと、のづくんが言う「デリヘル」はなんか危ない気がする(言いたかっただけ)

木島隆一《〆口駆》
え、木島さんの役、花舞伎町のホスト…なの?(みんなの頭に浮かぶ某ヒプノシス〜)しかし、こちらの〆口さんはクラブで売り上げ最下位のお人好しホスト。
困った人を放っておけなくて、考えるより体が先に動いちゃうタイプ。初登場シーンがマリアさんにキスされてるところで、思わずwww
そもそもことの発端は、〆口駆(通称/源氏名:メロス)に脅迫状と思われる手紙が届いたことから、芹沢の依頼で寅吉が〆口のボディーガードになることに。
最初は明るいお兄ちゃんかと思ったら、怒ったり、ヤクザぶん殴ったり、泣いたり、木島さんも感情の起伏がなかなか激しいキャラでした。お疲れ様でした。お昼は2回くらい噛んだことをめちゃくちゃ気にしてて、のづくんが無自覚に言った発言に反応してたりしてましたね(笑)
あとアフタートークでまさかの観音坂ネタを突っ込んできて(会場前の坂道の名前が“観音坂”だったのです)、みんな耐えきれずに「麻天狼…!」って思ってしまったよね。速水さんも「もちろん僕と木島くんは写真撮って伊東くんに送るよね」とかって言うから、公演終了後に観音坂に謎の行列ができてしまったwww
※実際に木島さんがTwitterにお写真あげてくださってます。そして伊東さんも返信くださってます。気になる方は木島さんのTwitterをチェックしてね!

新垣樽助《芹沢実》
樽さんのこの声のトーン聞くのひっさびさ!と思うような優しい樽さん。「駆に何かあったら…!」とうるうるに訴えかける樽さん可愛すぎた♡
もちろん、雄全開のセクシー低音ヴォイス(たとえば木手とか)大好きなんですけど、こういう神経質そうな声高い樽さんも可愛かった。。。でも、さすがに黒幕だったことが分かった瞬間の憎悪の出し方が樽さんすごいよ…!幼なじみ、孤児院、歳の離れた姉、地雷のワードがたくさんあるんですけど、親友を思うあまり、自分を追い詰めて、もう戻れないところまできちゃうその気持ち、150点満点です!(物語的に)あまり出番が多いとは言えないですが、すごく重要人物だったので、印象的でした。あと、超短いセリフだけど、警察に連れていかれるときの「はい」って声の出し方最高でした。切ない…そこに悲しみとか後悔とか、いろんな感情が読み取れました。

山中真尋《マリア》
山中さんトレードマークのメガネかけてないから、誰!?って最初思ってしまった…。樽さんもメガネかけてなかったけど、樽さん以上に見慣れてなかったので^^;
山中さんには恐れながら、アニメというかBのLの方でよくお世話になってる?というカッコいいお声なのに、今日はオネエの役だった〜!がしかし、これがまたすごく良かった。いや、もともとこういう声なんじゃ?って思うくらいの自然な感じでした。あと、ちょっとヒールある靴をちゃんと履いてくださってた。
意志の強そうなところはそのまま、可愛らしく寅吉に抱きついて、腕を折りそうになってたり、窒息させかけたり、そういう演出がハマってました。
アフタートークで「オネエというよりは、本当に女の人だって感じで演じた」と仰ってて、作ったような声ではなくて、とても自然だったなぁと思いました。

下鶴直幸《万代》
たぶんヤクザの若頭?とかそういう立場の役だったと思うのですが。

叫んだし、声を張り上げたで賞。

マリアの元カレで、お薬でイッちゃってて、駆と寅吉の最初の追手として現れます。バッティングセンターやスーパー(たぶんドンキだよね?)でのコメディタッチの要素も良くこなしてました。〆口にボール打ち込まれるところとか笑った。
ってか、普通にびっくりしたんだけど下鶴くんってRush style所属だったんですね…いや、お名前はハピキスで見てたから知ってたんですけど。あと、10年くらいしたら私好みの低音ヴォイスに育ってくれそうで、めっちゃ期待しますw
めちゃくちゃ天然さん?たぶん、のづくんの上をいってると思うんですが、アフタートークでもイジられまくってました。何故か記憶に残ってるのが、握力が80kg超えてて、りんごを片手で潰せるという情報…
アフタートークで、速水さんは最初、下鶴くんをマリア役に、山中さんを万代役にしようとしてたらしいんですが、実際にビジュアル見たら、いや、これは違うなと思ったらしく(笑)のづくんがすかさず「(下鶴が)マリアだったら、寅吉最初にハグされた時に死んだ」って言っててワロタw 腕が太いwww

今井文也《王子誠》
野田てつろう《新宿の人々》
1/19の昼公演では、まさかの今井くんがアフタートーク出るはずだったのに、野田くんと一緒にハケてしまい、出るタイミングを見失って、最後まで出れないというハプニングwww
今井くんの悪役めちゃくちゃハマってましたね!いかにも!なセリフをいかにも!な感じで言ってくれて、盛り上がる(笑)お涙頂戴とか、勝手に終わらせるな、とか、のづくん気に入ってましたね。
野田くんも通りすがりの通行人から警察からマジでいろんなモブをやってくれて、めちゃくちゃ使い分けてましたよね。すごい。

ざっとこんな感じに振り返ってみました。
今回は生演奏もあって、朗読劇をさらに盛り上げてくれました。
実は、寅吉がなぜ花舞伎町に来たのか(記憶喪失っぽい?)とかも明かされていないので、シリーズ化するのかな。見てみたいです。
アフタートークで、マリアは今、駆のことが好きなんじゃないかとか、今後のことにも話が及んでましたよね。私は幸せに暮らす駆と芹沢が見たいですけどね。

今年も朗読劇はたくさん観ていきたいと思います。
では、次回はキンプリライブで!