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ギリギリアウトをねらう

1歳ごろの子ども達が、
自分も入れるくらいのダンボールに
いろんなおもちゃを放り込んで、
箱をずるずると引きずって歩く。
部屋の端までいくと
おもむろに箱をひっくり返す。
これが楽しくて仕方ない。

これを聞いたとき、
ああ、1歳の子達ならするよね〜。
でも、そんなん引きずったら床が傷むとか
ひっくり返したらおもちゃバラバラやんとか
おもちゃってそういう使い方するもんじゃないで
しょとか
思ってしまった私。

でもこの話をしてくれた保育士さんは
「ゴミ収集車の遊び」と言った。
その発想力すごい!

遊びとしてどうなのか、ちょっと悩む題材ではある。それを進めるかどうか迷ったとき
ある保育研究者の
「ギリギリアウトをねらえ」
という言葉に背中を押されたと言っていた。
ギリギリセーフでなく
ギリギリアウト。
これも相当おもしろい。

この子達が2歳になった頃には
大きなダンボールをもらってきて
みんなでゴミ収集車を作ったり、
毎週各クラスのゴミを集めて回ったり
集めたゴミを分別したり
本当にゴミ収集車の遊びに発展していった。

聞いてるだけで楽しい実践。
頭もほぐれて
なんだか心地いい。

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