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Logicool G923 ハンコン設定(Forza Horizon 5)

この記事は、Steam版(Ver. 1.410.860.0)の内容です。

はじめに

「Forza Horizon 5(以下、FH5)」は、マイクロソフトから2021年11月9日に、Xbox Series X|SとXbox One、PCおよびSteamで発売されたオープンワールドのレーシングゲームです。
今作はメキシコを舞台にした広大なフィールドを、縦横無尽に走り回ることができます。

「FH5」はオープンワールドという性質上、パッドでの操作を想定して作られていますが、ハンコンにも対応しています。
私が使っているLogicoolのG923も正式にサポートされていますが、発売当初はゲームの不具合により、動作しませんでした。
なので、私も発売当初はXbox Series X|Sのワイヤレスコントローラーを使って遊んでいました。
しかし、ハンコンを持っている以上、やはりハンコンで遊びたいもの。

発売から約1週間後の2021年11月17日にパッチがリリースされ、ハンコンが使用できない問題が解消されました。

パッチを当てていざドライブ!
と、プレイしてみたものの、デフォルトの設定ではまともに操作できず…

という訳で、色々と設定を変えながらトライしてみた結果、ようやくまともに走れそうな設定にたどり着きましたので、公式のサポートにある解説(英語)とともに設定を公開したいと思います。

G HUB設定

まずはゲームの設定の前に、Logicoolのデバイスを管理するアプリである「G HUB」の設定から行います。

一応ゲームごとにハンドル角や感度を設定できるようになっており、1度ゲームを起動したら自動的にそのゲームのプロファイルが設定できるはずなのですが、なぜか「FH5」は認識されていませんでした。

その場合は、手動でプロファイルを登録しなければなりません。
登録方法は、プロファイル選択画面に「ゲームまたはアプリケーションを追加」という場所があるのでそれを選択し、ゲームの実行ファイルを指定すればプロファイルが登録されます。

私の場合はSteam版ですので、「C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\ForzaHorizon5\ForzaHorizon5.exe」を指定することでプロファイルが登録されました。

プロファイル登録後、以下のとおり設定しました。

画像4

動作範囲:540
デフォルトは900だったけど、めちゃくちゃハンドル切らないと曲がらないので、この辺で。左右それぞれ3/4周回るようにした。

感度:50
これはゲーム側で設定したいので、デフォルトのまま。

アシスト設定

私のアシスト設定は以下の画像のとおりです。

画像1

ブレーキング:アンチロック オフ

ステアリング:シミュレーション
「スタンダード」と「シミュレーション」が選べるようになっており、パッドの場合は「スタンダード」、ハンコンの場合は「シミュレーション」を選べばいいと思う。
「スタンダード」の場合は車体をコントロールしやすいようにアシストが入るようになっているらしい。
安定性が向上する代わりに、機敏性がやや低下するようになっているとのこと。
ちなみにこの項目は、レベルボーナスCRに影響しない。

トラクションコントロール:オフ

スタビリティコントロール(STM):オフ

シフトチェンジ:MT

ドライビングライン:ブレーキのみ

ダメージ/タイヤ摩耗:外見のみ

リワインド:オン
ミスした時にある程度まで時間を遡ってやり直すことができる。
この項目もレベルボーナスCRに影響しない。
また、ゲーム中も使用しても、一部の場合を除きペナルティなしで使い放題なので、特にこだわりの無い場合はオンにしておくべき。

ハンコン設定

さて、ここからはハンコン自体の設定。
私の設定は以下の画像のとおり。

画像2

画像4

振動:オン
コントローラーの振動のオンオフ。
パッドとハンコン共通項目。

マウスフリービュー:オン
走行中にマウスで視点をグリグリできるかどうかの設定。
ハンコン使用時は必須。

反転フォースフィードバック:オフ
ぶっちゃけ謎項目。
公式の解説読んでもチンプンカンプン。
「FFBの調節は全てのトルクに対して全体的なゲインを与えるものではなく、動的なFFB機能のみをスケールしている」とあるが、この文章自体も意味が分からない。
「全体的な力を大きくしたい場合は、この設定をデフォルトのままにして、ゲーム外のホイール設定でゲインを調整してください」とあるので、デフォルトのままにしておく。
訳の分からないものはいじらないのが一番。

ステアリングデッドゾーンIN:0
ステアリングを切り始めてから、実際に車が曲がり始めるまでの遊び。
数値が大きければ大きいほど、曲がり始めるまでの遊びが大きくなる。
これもデフォルトのまま。

ステアリングデッドゾーンOUT:100
こちらはステアリングを最大まで切ったときの遊び。
要は、数値が大きいほど、最大まで切っても反応しないエリアが増えるって事だろうか。
これもデフォルトのまま。

ステアリングの直進性:50
この数値が低いと、センター付近の精度が高くなる代わりに、最大ハンドル角付近の精度が低くなる。
数値を高くすると、最大ハンドル角付近の精度が高くなる代わりに、センター付近の精度が低くなる。
デフォルトの50がリニアな設定らしいので、デフォルトのまま。

加速デッドゾーンIN:0
アクセルペダル踏み始めのデッドゾーンの設定。
数値が大きいほど車が加速し始めるまで、ペダルを踏む必要がある。
公式では、ペダルを踏んでいなくても車が加速する場合はこの数値を大きくするように書かれているので、ここはデフォルトのまま。

加速デッドゾーンOUT:100
こちらはペダルを踏み切る側のデッドゾーンの設定。
数値が大きいほど最大のアクセル入力になる踏み込み量が少なくなる。
ここもデフォルトのまま。

減速デッドゾーンIN:0
加速と同様。
ここもデフォルトのまま。

減速デッドゾーンOUT:100
加速と同様。
ここもデフォルトのまま。

クラッチデッドゾーンIN:15
加速減速と同様。
クラッチは使わないので、デフォルトのまま。

クラッチデッドゾーンOUT:90
加速減速と同様。
クラッチは使わないので、デフォルトのまま。

サイドブレーキデッドゾーンIN:10
加速減速クラッチと同様。
サイドブレーキはハンコンの○ボタンに割り当てているので無意味。
デフォルトのまま。

サイドブレーキデッドゾーンOUT:100
加速減速クラッチと同様。
INと同じくデフォルトのまま。

振動レベル:0.5
読んで字のごとく。
振動の強さ。
でも調節してもイマイチ違いが分からない。
と言うのも、ハンコンに伝わる振動って後に項目のあるロードフィールやオフロードフィール位なもので、ここで調節しても反映されていないっぽいからそっちで調節する。

フォースフィードバックレベル:1.0
恐らく一番効果が現れやすく、最も大事な項目。
フォースフィードバックの強さを調節するのだが、別に項目のあるセンタースプリングスケールとステアリングダンパースケールには影響しない。
デフォルトの1.0だと入力FFBと出力FFBの比率が1:1になっているらしい。
まだ解説に色々と書いてあるけど、正直意味が分からないし、分かったところで設定に影響するとは思えないので割愛。
乗る車や走るコースによっても左右されるかもしれないが、とりあえずデフォルトで問題無さそう。
ドリフトする時には下げてもいいかも。

センタースプリングスケール:0.3
ステアリングが真ん中に戻ろうとする力の調節。
この数値を下げすぎると、ステアリングの振動が発生することがあるらしい。
逆に数値が大きすぎると、車のタイヤから感じられるダイナミックアライニングトルクが小さくなるらしい。
解説にヒントがあったけど、この数値を大きく上げないことを勧めている。
数値が高すぎると車のホイールからのダイナミックアライニングトルクではなく、ホイールがセンターに戻ろうとする力だけが感じられるようになってしまうらしい。
なので、この数値はデフォルトのままか下げることをお勧めしている。
が、試しに0.0と1.0を比べてみたが、違いが全く分からない。
何ならフォースフィードバックレベルの上下で変化を感じるくらい。
本当はデフォルトのままで行きたいが、とりあえず0.3にしておく。
理由はステアリングダンパースケールの所で後述する。
もしかしたら今後のパッチで修正されるかもしれない。

ステアリングダンパースケール:0.3
ステアリングホイールの動きに対する抵抗感を設定する項目。
数値を大きくすると重たい感じになり、小さくすると抵抗感の無い軽い感じになる。
また、この数値を下げすぎるとステアリングの振動が発生することがあるらしい。
正直ダンパーというものがよく分かっていないが、どんなステアリングホイールを使うかによって左右されるらしく、これといった正解が無いらしい。
解説中のヒントとして、ThrustmasterやFanatecのようにトルクの大きいハンコンはある程度のダンパースケールが必要だが、Logicoolのようなトルクが小さいハンコンはダンパースケールはほとんど必要ないらしいので、Logicoolユーザーは先のセンタースプリングとこのステアリングダンパーの両方を下げて、タイヤからのフィーリングを高めてみることを推奨している。

メカニカルトレールスケール:1.0
ステアリングホイールのFFBに対するサスペンションの貢献度のバランスをとる項目らしい。
数値が大きいと、アンダーステア時のトラクションの低下具合が少なくなし、小さいとアンダーステア感が強くなり、全体的なアライメントトルクが小さくなるらしい。
ただし、公式からはデフォルト設定のままにしておき、運転する車のアンダーステアやオーバーステアはあくまで車のセッティングで解決するよう強く勧めている。
ちょっと存在する意味が分からない的な項目。

フォースフィードバック最小フォース:1.0
横荷重によるフォースフィードバックの増大を調整するニューマチックとレールアライントルクを設定する項目。
この値が大きいほど、横入力に対するタイヤのレスポンスが極端になり、重いフィーリングになる。
小さいと逆にレスポンスが緩やかになり、軽いフィーリングになる。
最小値だと振動を抑えることができるが、センター付近のフィーリングが曖昧になる。逆に最大値だとセンター付近のフィーリングが向上するが、振動が発生しやすくなる。
要は軽い感じがよければ下げて、重い感じがいいなら上げればよい。
でもまずはフォースフィードバックレベルで調整すべき。
それから細かく調整したければ、ここを調整すればいいと思う。

フォースフィードバック負荷感度:1.0
タイヤの横方向と垂直方向の荷重がFFBのアライメントトルクに与える影響の最大値を設定する。
値を大きくするとタイヤに作用する力が大きくなった時にFFBのトルクがピークに達するようになる。
グリップが非常に低い車の場合は、この値を小さくすることで、横方向と縦方向の力が小さくてもFFBのトルクを大きくすることができる。
結局車によって変わってくるので、変更しない方が無難。

ロードフィールスケール:0.1
オフロードフィールスケール:0.1

この2つの設定は、タイヤの接地面で発生する微小な振動がステアリングに伝わり、FFBのアライメントトルクに上乗せされて再現されるように調整するもの。
アライメントトルクFFBの強さには影響しないが、タイヤやサスペンションがホイールに伝わる前の振動をどれだけ滑らかにしているかを表現するための詳細な設定項目となっている。
簡単に言うと、路面からの振動をどのくらいのレベルまで表現するかの項目。
値が大きいほど振動が強くなり、小さいほど弱くなる。
デフォルトで走るとガタガタうるさくて苦情が来ること間違いないので、0.0でもいいくらいだが0.1にしておく。
ちなみに0.0にしても振動がゼロになる訳ではない。
これらの振動はトルクベースであり、ランブルモーターから発生する振動ではない。
つまり、先に設定した振動レベルの値には影響を受けない。

ステアリング感度:0.5
一番初めに設定したLogicool G HUBの感度と同じ。
車の前輪の実際のステアリング回転度に対する、ハンコンの回転度の比率を調整するもの。
ステアリング感度は、ハンコンの回転と車輪の回転の比率を定義するもの。
ただし、G HUBのようなアプリで、回転の動作範囲と感度両方を変更してしまうと、車のステアリング動作が不規則になったり、意図しない結果になったりする。
このステアリング感度は30マイル以上で走行中のみ機能する。
初めにG HUBで動作範囲を540度に変更したので、それに合わせてゲーム内のステアリング回転比率も変更されている。
270度ハンドルを切ればゲーム内でもステアリングを一杯に切ったことになるので、この項目は変更する必要はない。

おわりに

以上が私が実際に設定しているハンコン関連の内容です。
公式のサポートの説明の部分もだいぶ端折ってしまっていて、本来であればまだまだ詳しく書かれていますので、気になった方はそちらも覗いてみてください。
今後のアップデートで設定回りが修正されそうな気がしますので、その際にはまた更新したいと思います。

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