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坂本図書へ行ってきた


少し前に行ってきました。

オープン当初から行きたいと思っていたけど、なかなか空きが出ずそのうちに忘れていたりしていた。先月「opus」を観たこともあって、そろそろ予約取れるかなと前日にホームページを見たら空きがあり、急遽行くことにした。

極めて個人的な展示のため、場所は非公開。
予約者にのみ通知されるアクセスや館内でのルールなどを綴った予約メールをドキドキしながら読む。
私が行ったのは午前中の回。当日は人通りもそれほどなく、外国人観光客も殆どおらず快適な通りを歩いて目的地へ。

扉から足を踏み入れたその先は異空間。静か。とにかく空気がひっそりとしている。あの扉の向こうは地球じゃないな。中の雰囲気本当に良いです。たまたま予約人数が少なかったせいもあるかもだけど、初めてくる場所なのに落ち着く。ここに住みたいとすら思った。 
そして、外に出た時の夢から覚めた感がものすごかった…

蔵書。ものすごく多いとは思わなかったけど、個人で所有するにはやっぱりかなりの量でした。難しそうな音楽関係の概論。字の細かい歴史本や学術書。夏目漱石全集。漫画や詩集。子供の頃に読んでいてぼろぼろになったのかなと思う児童文学。付箋が貼られ、手書きのメモが書かれた本。
特に歴史関係については、同じテーマをいろんなところからアプローチしていたのだろうか、子供向けの図解本も。世界史MAPSという本(図鑑?)がすごく面白かった。こういうのを学生の時にみたら世界史もっと楽しかったかなー。

手にとった本は面白かったり、難しくてよくわからなかったり様々ですが、全部に手ごたえがなくても楽しい。
教授が手にとっていたものをいま自分が手にしているという、ちょっと信じられない感触。その体感がすごく新鮮でした。

居る間ずっと1996がかかっていた。近年の演奏が耳に新しいせいか、この頃の教授のピアノはエネルギッシュ、パッションほとばしる。まさに打鍵って感じです。

滞在時間3時間は長いかなと思ったけど、むしろ時間が足りなかった。また行きたい。