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天体観望会お役立ちアイテム

オンラインサロン#StarGuideLaboの定例会でメンバーさんがお話してくれた、お役立ちアイテム。一つ一つが試行錯誤された後にたどり着いたものという感じがして、とっても勉強になりました。
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1 月の模型

ホームセンターで6個300円とかで売ってる。
直径5cmくらい。ライトで照らして月の満ち欠けを実感できる。大人数で見るというより、手元で見るという感じ。
LEDは1球のものを使うと境界線がはっきりする。

2 石のサンプル

玄武岩と斜長岩。月の海の部分が玄武岩、斜長岩が白い部分。岩石の種類が違うという話は聞くが、実物を見る機会はなかなかない。
観望会で周りが暗いと玄武岩はわかりづらいかも。相手が中高生だと理解度が高く、伝わるとおもしろい。

3 高さが調節できる椅子。

厚さは6cmほどだが、多段階に広がり45cmまで広がる。耐荷重は180kg。
アイピースまで微妙に高さが合わないときに、ぴったり合わせるのによい。木星の縞や二重星の分離など、じっくり見せたいときによい。
Amazonで2,880円。セールで1,199円のもありました。


4 サーチライト

レーザーを使っていたが、星空案内人ではレーザーの使用は禁止している。
LEDライトの筒の先に単レンズをつけて自作していたが、最近はそのようなライトが売られるようになった。
大体3.5度くらいになる。北斗七星のアリオトとミザールの4度より少し狭め。
夏の大三角や大曲線などを指し示すのには十分。
淡い天体(メシエ天体)や細かい星を示すときには難しい。

5 月ライトと土星ライト

子どもたちに人気。後半に子どもたちが飽きてしまった頃に出す。そうすると親御さんたちに説明してる間にライトの色を変えたりして遊んでいる。

6 星空ライト

中に6つのレンズが入っていて、星の形のライトが投影される。回すと星がゆっくり動いておもしろい。リラックスアイテム。
地面に投影して影踏みのようにして遊んだり、服に投影して動画を撮ったりすると盛り上がる。そのままだと周りに光が漏れるので、外側に黒い紙を貼って夜露に濡れないようにビニルで巻くなどしている。

7 壁掛けアクリルライト

セリアで購入。今は売り切れている。
手すりなどにセッティングしておく。
曇りのときはみんなテンション下がる。
正立プリズムをつけた望遠鏡で覗きアクリルライトを見るとはっきり見える。おもしろい言葉を書いておいたりすると盛り上がったりする。クリスマス商品だとしたら冬にまた流通するかも。

8 三脚用フラットナー

三脚の下に敷く土台。地面がゆるいところがあると、三脚が沈んでしまうことがある。学校のグラウンドなどは沈み込んだり、ドロドロになったりすることがあるので、フラットナーがあるとよい。タカハシなどのは高いので、ホームセンターなどで代替品を探すと良い。

9 結露防止ヒーター

ヒーターのよこたさんで5Vで使えるもの。一本6,000円くらい。
最近はUSB給電できるものがいろいろあるので、モバイルバッテリーから給電して使うと良い。
僕はSVBONYのとCOOWOOのを持っています。

10 豆ドライヤー

普通のドライヤーの1/10くらいの出力。曇ったレンズにはちょうどよい。口が小さいのでピンポイントに狙える。今は販売中止になっているようです。
夜露対策としては結露防止ヒーターが現実的。

11 連星モデル

ピンポン玉をアクリルの棒に接着している。くるくる回るキーホルダーを使って一方向に回るようにしている。連星の説明が分かる人はなかなかいない。「星は動かないもの」と思っている人が多い。
同じ時期に生まれた双子星と話、動かして説明するとわかってもらえることが多い。実際にはそんなに早く回らず何千年とかかかって回る。
ダブルダブルスターのときは、それぞれが回って2つずつも回っているというのが目の前で動かして説明できる。
いっかくじゅう座のベータは三重連星で回っている2つの星の周りを1つの星が回っている。カストルは赤色矮星も作って6重連星を表現。

12 説明ボード

A3の写真や図などをラミネートして、プラスチックボードに貼る。ラミネートしないと夜露ですぐだめになる。タブレットだと小さくて見えないので、A3くらいの大きさがあると見やすい。
NASAの写真は自由に使える。土星の写真に地球の写真をくっつけておく。地球が176個も入るとか、地球のような地面がないとか、リングは細いのがたくさん並んでいてー、と話すとくいつく。衛星の話に興味がある人ように開き窓を作っておいて衛星を見せる。ジャイアントインパクト説の写真も食いつきがいい。恒星の大きさ比べ。ベテルギウスの大きさ。夏verはアンタレス。
星座の絵。しし座やおおぐま座。最初は星座絵を見せて、星座線を見せる。実際の空に合わせて角度を調整して、実際の空と見比べてもらうとわかりやすい。
真っ暗なときは赤セロハンをつけたブックライトをクリップで固定して照らす。星座絵を赤い色で描いておくと、赤ライトで星座絵が消える。

13 Seestar S50

初心者でもスマホだけで天体写真が撮れる。写真の質は高品質とは言えないが、手軽に撮れるのが魅力。撮影している写真をタブレットに映し出して、お客さんに見てもらう。
観望会では銀河などはなかなか見てもらえないので、そういったものに触れる機会を作ることができる。お土産に写真を渡す(送る)こともできる。

14 屋外投影機材

スクリーンとプロジェクタ
曇ったときのために準備ができるとよい。最後のスクリーンに天体写真を映し出して記念写真を撮ったりする。 

15 8×32双眼鏡

SVBONY SV40、ミラージュなど。重さが500g程度なのでお子さんも持てる。月、星団、天の川など幅広く見ることができる。いろいろな倍率、口径の双眼鏡を使ってきたがこのサイズが一番使い勝手が良い。


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