バンドマンのブログ

シンガロンパレードという京都の3ピースバンドがいます。
ヘッダ画像はシンガロンパレードのグッズでチケットケースです。
4000円とちょっと高い。
でもこのチケットケースを買うと中に秘密のカードが封入されてて、メンバーのブログが読めるのです。

2019年10月から47都道府県ツアーやってて、そのライブが終わるごとにメンバーが順番にブログを書いていく。

これがすごく面白いんです。

ライブ後の投稿だからサボるわけにはいかない、でもそういう義務感で書いてるだけなら、「◯◯県のみんな、来てくれてありがとう！」に毛が生えた程度で済ますこともできるのに、毎回かなりの文字量。

バンドマンのブログって、ライブのMCや物販での口数とは別で、毎回こんなに書くことあるのはもう、伝えたいことがありすぎるんやー！の発露だと思っています。

ステージで歌って喋ってツイートして、でもまだ足りなくてブログを書く。

こういう、「伝えたいことが湧き出てくるんや！」ていうのが「アーティスト」なのだと思います。

義務じゃなくても、お題がなくても、語りたい伝えたい何かがある人が「アーティスト」。

歌も演奏もうまいけど、伝えたい何かは特にないっていう人ももちろんいて、そういうタイプは「スペシャリスト」や「パフォーマー」なんじゃないかな。

ゼロから1を生み出す人、誰にも頼まれてないのにアウトプットせずにいられない人が「アーティスト」って名乗ってほしいって、ブログを読みながら思いました。