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西郷さんがジャイアンのツアーを解説(5/25オシャダン書き起こし)

2024.6.1(土)在宅ワーク1210日目

朝、36.2℃

2024年5月25日(土)に放送された「おしゃべりヤングダンディ」の一部を書き起こしました。

タイトルを「西郷さんが解説」としたけど、当然マサさん自身が解説しています。
でも西郷さんが第三者の視点でマサさん本人からは言いづらいことに水を向けて話を引き出していると思うので。
この2人だからこそ深いところの話、マサさんがほかでは語らなそうな話になってるのでテキストで残しておきたいなと思いました\( 'ω')/

※収録されたのは2024年5月14日(火)で、この収録時点では、錦糸町リリパ、山形、福島の3本が終わってます。

※「初日」というのはFUNKISTも出演した5月3日(金・祝)のリリースパーティーのことです。

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ま:MASAさん(二人目のジャイアン)
さ:染谷西郷さん(FUNKIST)
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ま:
今回のセットリストは新しいチャレンジ。俺たちの中で100点のライブを目指す。当たり前だけど、その100点がFUNKISTらしい100点もあればFUNKISTらしくない100点もあるじゃないですか。同じことばかりやってると、あるとき、その100点の総合点が下がっていく。今回は要は100点にするための札(ふだ)が全部変わった。今回は基本的に新曲9曲のみで構成するっていう。

さ:
それがイカれてるよなあ(笑)。全部で9曲だっけ。

ま:
(リリパは)全部で11曲、そのうち9曲が新曲。

さ:
「Go and Fan」と「ジャイアニズム」だけでしょ。これ、なかなか伝わんないと思うけど、普通やれて半分よ。セトリ10曲なら5曲新曲にしたら崩れると思う、普通は。でもすげえ良かった。

ま:
よかった。

さ:
だからやっぱり、新曲がライブに耐えうる曲っていうか。あと(アルバムの)リリース前にやってきた新曲があるじゃん、「僕らイナズマ」とか。そういうのをファンの人たち、心の友たちが、もう初日には楽しみ方を作り上げてきてくれた。ほんと、バンドとファンが一緒に作ったからこそ、新曲9曲が全く今までと遜色なくライブ感が失われることがなかった。

ま:
それは嬉しい。(今回のツアーでは)毎回セトリを全部変えてるんですよ。要は「最後にこの曲を持ってきたい」ってあるじゃない、今までだと「愛でもくらえ」か「Dance!Dance!Dance!」をラストにしたいなとか。それもぜんぶ封印して、だから毎回流れも違って。

さ:
へーー、面白い。悩んだ?新曲全部を入れるかどうか。

ま:
いや、俺、アルバムつくるときに、「アルバムだけでライブができるようにしよう」と思ってつくった。

さ:
なるほどね!それは勇気がいる。俺はやれたことない。

ま:
今回、一つ自分の中にテーマがあって「ライブハウスで全部の力、キャパ300~500とかが俺たちの主戦場じゃん。(そういうハコで)自分たちの力をすべて出し切って100点のライブをしたときにFUNKISTに勝てない気がしてたのよ。どっちがいいかじゃなくて、ライブハウスという空間で求められものがあるじゃん。ライブハウスの空間で求められてるエネルギーを俺たちのようなちょっと洒落てるバンドを目指したいバンドにとって、コットンクラブとかブルーノートとか大人な箱なら俺たちはめっちゃいいライブできる気がする。でも(そういうハコで)やりたいかって言われたらもっと激しいことをやりたい。今までのジャイアンを否定するのではなく引き出しを増やそうと思ったんだよね。「僕らイナズマ」とか「笑っちゃいなよBaby」はジャンル的にはブラスロックになると思う。ジャズFUNKとかパーティFUNKではなく。そこのテイストを入れたことにより、逆にゴーファンとかジャイアニズムみたいに「イエーイ、みんなバカになろうぜ!」みたいなライブとはまた違う100点ができてるんじゃないかなと。

さ:
確かに。

ま:
でも毎日悩んでる。

さ:
やってるほうは新しいこっとばかりだから手ごたえとかちゃんと届いてるのかなとか(悩むよね)。初日も(ライブ後に)ジャイアンメンバーに聞くと「まだ掴みきれてない」って言う。すごい良かったけどね。やってるほうはいい意味で必死さもあるし。

ま:
(5月11日の)山形のアンコールを「胡蝶の夢」にした。(5月12日の)福島は「Tick-Tack」にした。両方ともメンバーから「疑問です」「見えないです」「どうなるかわからない」と言われた。俺にしか見えないこともあるし、俺にとってもチャレンジだった。俺の中に勝算はあるんだけど、メンバーにはその勝算が見えてない。なんでかっていうと、今までのジャイアンの100点と違うアプローチだから。

さ:
今までは「バラードで終わる」はないもんね。盛り上げて終わるのがゴールだったから、そのゴールが違ってる。

ま:
だから台本みたいなのを、俺の頭の中にあるものを言語化して全員に共有してるんですよ。メンバーもそうだしPAさんとかスタッフさんにも「こういうライブにする」っていうのを伝えて。一回目(リリパ)をやってメンバーとのズレを感じたから。メンバーに「今日はこういうゴールを目指します」っていうのをコンセプトから言語化することをやってみてる。

さ:
なるほどね。いいね、「ライブバンド」してるね。

ま:
やってる。楽しい。

さ:
バンド車でみんなで移動して、みんなでメシ食ってのツアーはやっぱり違うよね。

ま:
FUNKISTが今回クルマを貸していただいたので。

さ:
FUNKIST号をカツアゲされたんですよ(笑)。

ま:
ほんとに助かってる(笑)。
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