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西丹沢 中川大滝沢鬼石沢        敗退 +地獄棚(見学)

鬼石沢は1級上といわれ、マスキ嵐沢の奥、F1は雨棚(アマンタナ)50m、F2からの入渓し,胎内潜りの岩場、堰堤の上の大岩、チョックストーン滝を経て、畦ケ丸南側で東海自然歩道に出るルートだ。
 この沢は花崗閃緑岩(白い中に黒い結晶が多め)の沢で、流れの中はつるつるに磨かれ、濡れていない岩は粒子が大きくもろっとはがれやすいが、そのおかげか足をのせやすいサイズで順層に岩に亀裂がはいっていて、経験があれば岩の弱点も見つけやすい。高度10m級滝なので、沢初めてのひとは高度感で足がすくむだろう。途中敗退で滝二つしか登っていないので、上流部は不明だが、河原歩きのなか、時折みせるナメや釜は実に清らかである。

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日程:2024年3月20日(水・祝日)晴・時々あられ
メンバー:K合さん(L) N中さん E口(記)
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 花崗岩の沢なので、美しい水色のはず。沢から離れていた冬季の寂しさと日々の労働で疲弊した体を癒したいと期待高まって、この日をむかえた。 自分はショルダーされると予告があったので体重を2キロ減らしておいた。新松田駅は桜が開花しており、春らんまんである。

 事前の予想天気図では、まれにみる低気圧3つが日本列島にまたがり、 午後天候が崩れる予想であった。そのため「沢を最後まで上り詰めるルート」ではなく、標高1030mからエスケープするよう塾長より指南された。 しかし残念なことに、お昼前、二つ目の滝をすぎた標高880mで、アラレが降り、途中敗退。来た沢を懸垂下降でおりた。

 2024沢はじめは、重い荷物を背負う体づくりトレーニングに終わった。

 下山途中はなぜか青空で、地獄棚まで寄り道し、滝で頭を冷やし、身をもって楽しむこともできたが、下山後の日帰り温泉ぶなの湯でも、雷鳴とともに激しいアラレに見舞われた。日本列島全体をみても、飛行機の運休、タンカー船の転覆、高速道路で車の横転、帰宅の電車は突風で徐行と、とんだ一日であった。

 沢に行きたいという欲望から、天気予報を確認するときは、晴れマークばかりに心がひかれたが、山行において天気図とシビアな気持ちでむかいあうことは大事だ。山の天気は晴れてても急に雪ということもあることを体感した。

 さいごに… この計画企画者で、都合が悪く参加できなかったSさん!
今度リベンジで胎内潜り行きましょね。

大滝橋バス停より林道を進む。
大滝キャンプ場第2駐車場700円
林道を進むとまもなくゲート。前に3台駐車可能
  大滝沢 滝つぼまで行くことができる。                           
                                            その後マスキ嵐沢出合~崩落地、カエンダケの発生場所を              
通過し標高をあげていく。途中雨棚はみることができない。             
  雨滝落ち口は水量が多い廊下になっていた。                      
マスキ嵐沢より歩いて30分で一軒家避難小屋に到着。
内部は土間と板張りの部屋の二部屋に分かれている、
きれいな小屋である。              
そばの堰堤越してから鬼石沢入渓
倒木を越すと河原・ナメ歩き
一つ目の滝。なんてうつくしい水面なの!
ロープはなくても大丈夫だった
二つ目の滝:ハーケン4つあり
二つ目の滝:流れそばの枝が凍りついていて、
凝視してしまった。 3月だというのに、
なんという寒さなのだろう。                
アクアマリンの小滝を登ると
凍えるような風とあられが降り出した。
あられがひどくなり、途中敗退を決める。    
   さようなら。私たちの鬼石沢     
登ったばかりの滝を懸垂下降.(涙)

おまけ:地獄棚への道はマスキ嵐沢出合から入渓。               ほとんどが河原で、30分歩く。

地獄棚へは堰堤左岸のトラロープ高まきだけが難関。
 圧巻の地獄棚 夏だったら飛び込みたい
こりゃーあかんわけや。あられもふりますさかい。

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山行実施日:2024年3月20日(水・祝日)
メンバー:K合(L)N中 E口(記)
山域:西丹沢
山行形態:沢登り
コースタイム:大滝沢バス停(8:55)~(林道・登山道)~マスキ嵐沢出合(9:30)~一軒家避難小屋(10:00)~入渓・遡行(10:25)~Co.880途中敗退(11:30)~(昼食)~
一軒家避難小屋(12:30)~マスキ嵐沢出合(13:05)~地獄棚(13:30)~マスキ嵐沢出合(14:15)~大滝沢バス停(15:00)
地図:中川
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