なんか要望がきたので

とある方から敬語の使い方の解説をお願いされたので、自分なりの解釈で説明します



みなさんご存知(?)の通り、敬語には尊敬語、謙譲(けんじょう)語、丁寧語の3種類あります。私は学校で敬語を習った時、尊敬語と謙譲(けんじょう)語の意味や使い方がよくごっちゃになりました🙄




尊敬語は話す相手や話題になる人が目上の方だった場合に使う言葉だと認識してます。
例えば、食べるを尊敬語に直すと召し上がる、来るを尊敬語に直すといらっしゃるなどあります。
尊敬語はとにかく相手を持ち上げる言い方をして、敬う気持ちを表現するのでそれを意識してみるといいかもしれませんね🤔
調べてみると、貴社や貴校も尊敬語にあたる言葉だそうです。


それに対して謙譲(けんじょう)語は話す相手より自分を下にするときに使う言葉だと認識しです。
例えば、見るを謙譲語に直すと拝見する、行くを謙譲語に直すと参るなどがあります。
尊敬語は相手を持ち上げることに対して、謙譲語はとにかく自分をへりくだることによって相手に敬意を表す言葉という意識をするといいかもしれません☺️
こちらも調べてみると、名詞にお、ご(お手紙、ご説明など)をつけたりすることも謙譲語に当たるそうです。


丁寧語は上2つとは違い、とにかく文末にですますをつけることだと認識してます。
〜だ。で終わる文を丁寧語に直すと〜です。などというように文末を直すことが多いイメージです。
丁寧語はとにかく丁寧にみたいなことを意識するといいかもしれませんね😳
調べてみると、お酒やお料理など物事を美化して述べるものも丁寧語にあたるそうです。



ここまで自分なりに纏めてみましたがいかがでしょうか?自分なりに分かりやすくしてみたつもりなのですが、分からないところはありましたでしょうか?まだ続くのでお付き合いを、、、🫣



ここからは実際に気をつけるポイントを纏めます。


ビジネスシーンやお店でよく聞く、「〜させていただく」という言葉があります。この言葉を間違った意味で捉え使ってしまうこともあるので、確認してみましょう。

「〜させていただく」という言葉は、相手の許可を得た行為に使うのが正解です。その行為で、自分が恩恵を受けるときに使います。
たとえば、「会議の時間を変更させていただきました。」や「私も御一緒させていただきました。」などという風に使います。
この言葉を誤って使うとかえって相手に失礼な印象を与えてしまうので意味をしっかり理解して使うようにしましょう!💪🏻



次に間違った敬語が日常生活で使われている例を確認してみましょう。

❌しばらくぶりです。お久しぶりです。
⭕️ご無沙汰しております。
「しばらくぶりです」や「お久しぶりです」は友人や知人に向けて使うのが一般的なため、目上の方に使ってしまうと馴れ馴れしい印象を与えてしまうので気をつけましょう。

❌大変参考になりました。
⭕️大変勉強になりました。
「参考になった」ということば目上の人が同僚や目下の人に使う言葉です。上司や先輩に使う場合は「参考」ではなく「勉強」という方が適切な表現になります。

❌社長がおられます。
⭕️社長がいらっしゃいます。
「おる」は謙譲(けんじょう)言なので、相手が自分の立場より上の場合不適切です。「おる」の使い方はたとえば、時間を尋ねられたときなどに「19時までおります。」などというように使います。

❌ご苦労さまです。
⭕️お疲れ様です。
かつては、目下の人が目上の人に使われることが多かったそうです。しかし、「労(いたわ)る」は子供や弱い人などに同情の気持ちをもって接するという意味で、「労(ねぎら)う」は同等、下の人に対して苦労や骨折りを感謝し、いたわるという意味になります。ともに言葉をかける対象が目上の人になってしまうと失礼に当たるので現代では使われなくなりました。


次に二重敬語についてです。二重敬語とはその名の通り、敬語を重ねて使ってしまうことです。二重敬語になりやすい表現を確認してみましょう。

❌先生はおっしゃられました。
⭕️先生はおっしゃいました。
「おっしゃる」+「られる」で二重敬語になっているため、この場合は不適切です。この場合は「おっしゃる」だけで十分なので、気をつけましょう👍🏻

❌各位様
⭕️各位
「各位」という言葉がみなさまという意味があるので、「様」を使うのは不適切です。たとえば「関係者各位」や「お客様各位」などと使います。



最後によく耳にするフレーズだけど、実は間違っている敬語を紹介致します。

❌お体をご自愛ください。
⭕️ご自愛ください。
「自愛」には体を大切にするという意味が含まれているので、「ご自愛ください」のみで大丈夫です。

❌どうぞお座りください。
⭕️どうぞお掛けください。
「座る」の尊敬語なため、敬語としては間違いではないもののペットへの「おすわり」を想起させるなど印象面からビジネスマナーとしては適切ではないとされます。なので、ビジネスマシーンでは「お掛けください」という表現を使います。



長々とここまで解説致しましたが、ご理解いただけたでしょうか🤔
正しい敬語の使い方を身につけると、その分社会に出た時に役立つと思いますので覚えていただけると幸いです☺️
ここまで読んでくださりありがとうございました🙇🏻‍♀️

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