9月29日フィールドワーク_集合写真

留学から2か月経って…

 しばらくnoteを書けてなかった。というのも授業が本格的に始まり、今週は中間テストウィークで時間を作れなかった。しかし、この期間で色んなことがあり、試行錯誤した。

   これを投稿する2週間くらい前の週の1週間は毎日のように嫌なことが起こり、帰国することもガチで考えたし、とってもつらい時期を過ごした。その時がカルチャーショックの大変な時期と重なったのもあってすごくつらかった。こんなつらいことに泣いたことなんて久しぶりだった。しかし、それを乗り越えられたのが大きかった。乗り越え方も良かったし、これからつらい時期を経験したときにどう過ごすか、どう乗り越えるか解決する方法が見つかったのは自分にとってプラスになった。

 また、この期間で一番の収穫は、やはり英語で伝えられることが多くなったことだと思う。幸いにも僕にとても優しくしてくれる人がいて、彼の家に週1くらいで遊びに行ったりして英語を使う機会が必然と増えたし、日本人がいない授業を取っていてしかもその授業がグループワークなので英語を使う機会は多かった。とはいえ英語力は全然だけど所々で英語力が上がったのを実感できている。そして、それによって英語や他言語、コミュニケーションについて考えるようになった。その話はまた追々載せるとして、僕の言語をほめてくれる人がいて、成長させてくれる人がいることはここに来て本当に恵まれたなって思う。

 ただ、英語はただの手段に過ぎないんだなってことも同時に最近感じている。よく僕は目的と手段が曖昧になってしまうことがあり、英語を目的化してしまうことが度々あったし、意識していないとそうなってしまう。僕がそう思った理由としては色々あるけど、例えば、この前のプレゼンの時。

 プレゼンの内容は、班で作り上げるビジネスの中間発表。いつも自分は日本語でプレゼンするときは言うことを決めるけど、台本は作らない。なぜなら台本を作るとそれを忘れた時に余計戸惑うし、思い出そうとして視線がズレてしまうから。それをこの前のプレゼンでも実行した。今までだったら台本を作らざるを得なかったけど、今回は実行できたし我ながらうまく話せたと思う。その時自分は聴衆の表情を見れていたし、ある程度余裕を持てていた。そして自分のパートが終わったとき、「やった、できた」と自信になった。でもそう思ったのもつかの間。メンターの人から自分に直接質問が飛んできた。そして自分は答えられなかった。一瞬で突き落とされた。質問内容は準備段階から気づけたことだった。自分の甘さが露呈された。ちょっと考えたらわかるはずなのにって思ったらめちゃくちゃ悔しかった。まず、このプレゼンも「課題の一つ」として捉えていたのも間違っていた。その授業の目標は班として利益を出すこと。そしてこのプレゼンはその中間報告。利益を出すことは難しいのはわかっている。それを「こなす」だけだったら絶対に利益は出ない。課題をこなすことを目的化していた。要するにプレゼン中とその準備の取り組み方が根本から間違っていた。
 
 でも2か月経ってここに来て良かったと思っている。そういう気付きが多いし、日本の授業は理論的な所メインだけどこの留学プログラムはかなり実践的なことをやるし、母国語が英語じゃないからこその難しさ、発展途上国だからこそ気付けることも多い。プログラムも先に言ったようにグループでビジネスを作って実際にこのセメスターで利益を作ることを目指している。母国語ではない難しさっていうのは、学校から出れば英語が使えない所がほとんどなわけで、インドネシア語で何か相手に伝えなければいけない所がそうだ。授業とそういう実践を通じてインドネシア語を学んでいるが、日々学べることが多い。グループは僕以外インドネシア人なので僕が少しでも黙ってしまうと彼らはインドネシア語を話すので自分が率先して話さないとインドネシア語が飛び交って自分が蚊帳の外になる。こういう経験から積極性はついたと思う。
 すべてを語ることはできないけど、言語についてすごく考えるようになった。言語の歴史背景、言語のあり方。英語を勉強していたときも考えていたけど留学をしてさらに考えることが増えた。

 今すごく良い経験をできている。正直今のまま帰ってもまだ物足りないところがあるし、折り返し地点に来ようとしている。まだ自分にできることはまだあるし、自分の納得いく所まで達していない。この経験を正解にするためにも色んなことを吸収して、自分と向き合い、将来に活かせるようにしたい。

 あぁ、日本に帰りたくない…

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