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ADHDですが

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今年、ADHDと診断されました。色々日常困っておりますが、これまで何から何まで人と同じにできなかった原因がわかって、ほっとしました。困ったこと、それを解決するためにやってみたこと… もっと読む
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#発達障害

【父の命日に(2)】死への恐怖が和らいだ奇跡的な瞬間

死への恐怖の和らぎ 父との最期の日々を過ごす中で、私の中で人生観が大きく変わった出来事がもう一つありました。 それは死への恐怖の和らぎでした。 先に紹介した『死ぬ瞬間の5つの後悔』という本の中で、レニーという人の最期に訪れた奇跡的で感動的な瞬間の話が紹介されています。 まさに私はそれに近いものを目の当たりにしたのでした。 ホスピスに移ってから急速に弱り始めた父。 最初の数日は弱々しくも意思の疎通が計れていたものの、だんだんと昏睡状態が多くなり、私のことが認識できてい

【父の命日に(1)】父が最期に教えてくれた「後悔のない人生」

父は「後悔はない」と言い切った 1年半ほどがんと闘病していた父。 施せる治療が無くなり、あと数日で病院からホスピスに移るというある日、とても良くしてくださっていたソーシャルワーカーさんから電話をいただきました。 「お父様、本当に素晴らしい方ですね。 『木村さん(父)、やっておきたい事とか、行っておきたい場所などはありませんか?』 とお聞きしてみたんです。 そうしたら、 『もう全部やり尽くしましたので、後悔はありません。満足ですよ』 ってはっきりお答えになったんで

『人生すべてネタや!』〜壮絶な体験をも、栄養にして乗り越える呪文〜

この自粛生活の続く中、もしかしたら一人でもんもんとされている、アダルトチルドレン(AC)やADHDの方がいるのでは? そう思い、先日、少人数のクローズドな「AC/ADHD オンライン茶話会」を開催しました。 「AC/ADHDオンライン茶話会」 ご参加いただいたのは、 「ACやADHDの方で、お悩みの方は気軽にお話しませんか?」 という私のFacebookの投稿に反応いただいたご友人の方々。 でも、実際お話をお聞きしたら 「実は今は悩んでなくて、最近は色々自分の扱い

久々に鬱状態になったことで学んだこと、気が付いたこと

この1ヶ月ほどひどい鬱状態に落ち込んでいました。残念ながら久々の自殺衝動にも襲われました。 現在はようやく脱したのですが、このところ良いことが続き、調子に乗って共感力を失いかけていた私にとって、我が身をじっくり振り返る機会となりました。 (ご連絡が遅れたりご迷惑をおかけしてしまいました皆様、大変申し訳ございません。) 体が動かないときはもうどうにもならないこのようになった原因は、1月から(私にしては)トップギアで走り続けてきた心身の負債が限界に達したこと、また、こなさな

「吃音VR」に感じた、あらゆるトラウマやメンタルの問題への大きな希望

「吃音VR」とは先日、吃音をVR(Virtual Reallity)で改善する「吃音VR」という技術を開発をされている梅津円さんに、医療関係の仕事をしている知人にご紹介いただいてお会いしました。 ご本人も長く吃音に悩まされてきたということなのですが、お話をしていてもそれをほとんど感じさせず、聞けば、飲食業での接客の現場にあえて飛び込み、会話のトレーニングによって自らの吃音を改善されたとのこと。 そしてその経験が、「VRで吃音を改善できる」という気付きに繋がったそう。 前