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デザインシステム知見まとめ

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noteにある様々なデザインシステムの知見をまとめていくマガジンです。良い記事を選定してくれる運営メンバーも募集中です。
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2022年8月の記事一覧

やさしいサービスをすばやく届ける、デザインシステムの取り組み

デジタル庁サービスデザインユニットでは、一貫したデザインや操作性でウェブサイトやアプリを提供するための仕組み「デザインシステム」の構築に取り組んでいます。 デジタル庁発足から1年が経ち、ようやくデザインシステムの基礎が整いつつあります。この夏には、デジタル庁内のいくつかのプロジェクトでデザインシステムの適用が始まりました。 わたしたちの活動をもっとオープンに知ってもらいたい!という想いを込めて、デザインシステムの取り組みの近況をお伝えします。 サービスデザインユニットの

DTx事業部のデザイン基盤整備のこれまでとこれから

デジタルセラピューティクス(DTx)事業部でプロダクトデザイナーをしているkayです。昨年の春に入社してから行なっていた事業部のデザイン基盤整備の取り組みについて紹介します。 入社当時のデザイン課題当時はまだ比較的新しい事業部ということもあり 複数プロジェクトで発生するデザイン業務を業務委託で入ってくれているデザイナーがタスクベースで打ち返している ビジネスやエンジニアメンバーとデザインに関する共通言語がない という改善し放題な状況でした。入社直後はMedBridge

プロダクトと共に成長するデザインシステム

こんにちは! Uzabase SaaS Design Division所属、SPEEDAのUIデザインを担当している進藤です。 今回は日頃の業務で多くかかわっている、デザインシステムについての記事を書いてみました。 SPEEDA Design System ”FALCON”DESIGN BASEでは2021年12月にSPEEDA Design System ”FALCON”をリリースし、2022年4月にはVer2にアップデートしました。 まだまだミニマムではありますが、粛

デザインシステム構築におけるオーナーの重要性

こんにちは。ユーザー体験を最高にする活動をしているチーム、通称 Mantle チームのプロダクトオーナー(PO)をしている sakito です。 Mantle チームでは、ユーザー体験を最高にする活動の 1 つとして kinotne のデザインシステムを作っています。この記事では、デザインシステムを作る上での PO の役割や、PO がいることによる効果を実際の事例と合わせて紹介します。 デザインシステムは成長するものデザインシステムは作って終わりというものではありません。

デザインの基本原則を抑え、情報整理における5W1Hを決める。Takramと考える「ノンデザイナーズデザイン」ラクスル社内勉強会レポート

こんにちは、「RAKSUL DESIGN MAGAZINE」です。 デザイン・イノベーション・ファーム「Takram」と「RAKSUL」の2社で、定期的に開催している勉強会。 今回は「ノンデザイナーズデザイン」をテーマに、ノンデザイナーの方に向けて情報をわかりやすく伝えるための、デザインにおける基本原則を学ぶ会が行われました。 デザイナー職以外のビジネス職の方も、資料 / スライド作成などの作業は常日頃から行っています。しかし、作り方によっては意図していた内容が伝わらなかっ

エンジニアとデザイナーのコンポーネント品評会

カンムでデザイナーをしている osanai です。バンドルカードやPoolのデザインを担当しております。 アプリの改善を長年やっていると、デザインにおける一貫性の欠如が発生しがちです。意味合いは同じなのに画面ごとに色やサイズや異なっていたり、用途は同じなのに類似したデザインパターンが複数存在していたり、古いUIが一部の画面で残されたままになっていたり。 このような一貫性の欠如はデザイン負債とも呼ばれ、蓄積するとさまざまな運用コストが発生します。デザインパターンを適用すると