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入院見舞いとお手紙

入院が長くなってきて、ありがたいことに色んな方からお見舞いを頂く。
コロナのせいで面会禁止な為、会うことはできない。だから、病棟宛に僕の名前でお見舞いが届くのだ。院の先生、後輩や友達。
そして今日は、大好きなカフェの店主さん。

彼女はすごく可愛い。
今日だって、面会禁止で会えないって分かってて、病院まで足を運んで直接届けに来てくれた。
「近くに行けるだけでとっても楽しみです♡」と前日の夜にメッセージが届いた時には、愛おしさで死ぬかと思った。

そして届いたお見舞い↓

お菓子を持っていくと聞いてたら、それだけじゃなくアロマオイルにアロマワックスサシェも!!
ずっと病室に閉じ込められて気が滅入りそうになる中、アロマはすごく嬉しい。
それに、彼女のカフェに飾ってあったキャンドルとかを思い出して懐かしくて、アロマの香りにすごくすごくホッとした。

お手紙も一緒に入っていた。
読み始めの1行目から泣いてしまった。
“大好きな大好きな”で始まり、“私のためにがんばって下さい”とあり、“待ってます”で締めくくられていた。

その言葉で、改めて思った。
彼女は僕の大好きなお義母さんによく似てる。
僕を大好きでいてくれて、その″大好き″を真っすぐに僕に投げてくれる。そして可愛いわがままを言う。
“私のためにがんばって”だよ?
ちょっと昔のことを思い出してしまった。

あの子が亡くなって数年経ち、僕も苦しくなってた頃、お義母さんに言われた。
「あーちゃん、私をひとりにせんといてね?」
僕は、自分の為に頑張ることができない。
僕は、自分の為に生きることができない。
だから、あの子が亡くなって目的を失っていた。
そんな僕に何かを悟ったのかもしれない、「お願いやから、あーちゃんはどこにも行かんといてな。私の大事な一人娘なんやからね?私のそばにおってな?」泣きそうな声で、
″私のために″生きて、と頼まれたのだ。
すごいわがままだな。
僕が貴女の為に生きていけると思ったの?
僕のことを信じてくれているの?
こんな僕を必要としてくれるの?

100%僕を大好きで、
100%僕を信じてくれている。

待ってくれてる人がいるって幸せだ。

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