自宅でも楽しめる体操、「ゆるササイズ」を7つ公開しました。
はじめまして、世界ゆるスポーツ協会の澤田智洋といいます。普段は「ゆるスポーツ」という、誰もが笑いながら楽しめるスポーツの開発をしています。これまで80種類以上のスポーツを、仲間たちと共につくってきました。
あまり表には出してこなかったのですが、世界ゆるスポーツ協会はこれまで「ゆるササイズ」という新しい体操も多く開発してきました。ゆるスポーツイベントのウォームアップとして、ご高齢の方へのヘルスケアプログラムとして、学校教育の一貫として。おかげさまで、どの現場でもご好評をいただいています。
そんな「ゆるササイズ」を、一気に7つ公開します。新型コロナウイルスの影響による学校の一斉休校などを受け、ふだんよりも家にいる時間が長くなるこのタイミングで、少しでもお役に立てればという想いです。どれも基本的には、音源を流せばすぐにできるものばかりです。是非気軽に楽しんでください。
1.ダジャレクササイズ
その場でステップを踏みながら、ダジャレを言うエクササイズです。ゆるササイズのお兄さんがやさしくガイドしてくれます。座ったままでもいいですし、足ではなく腕を交互に動かす運動でも大丈夫です。後半に行けば行くほどダジャレがマニアックになります。(共同開発:おとなの学校)
2.泥棒太極拳
あなたは、この道30年の泥棒です。今から忍足で銀行へと行き、金庫から金貨をこっそりとってきてください。警察に見つからないように、全身をゆっくりと動かすことで、まるで太極拳のような動きを実現できます。省スペースでもしっかりと疲れるエクササイズです。(共同開発:おとなの学校)
3.10本ノック
100本ノックではなく、10本のノックです。音を頼りにボールの位置を把握して、グローブを構えてください。「はい、キャッチ!」という合図にあわせてエアグローブでボールをキャッチする動作をすると、臨場感が増します。音だけでプレイする身体に無理のないエア野球です。(共同開発:おとなの学校)
4.アフリカタカナ
カタカナに合わせて、アフリカ太鼓を叩く運動です。太鼓がなければ、机を叩いてもOK。アフリカのリズミカルな音楽に合わせて、楽しく演奏してください。(共同開発:おとなの学校)
5.ベリーバードダンス
ベリーダンスの情熱的な音楽にあわせて、鳥になる体操です。両手を羽ばたきながら手の上下運動をします。雄大なアフリカの大地を一緒に飛び回りましょう。(共同開発:おとなの学校)
6.自分なり体操
自分なりに6つの動きとその順番を決めて、音楽に合わせて一つずつ体を動かす体操です。プリントを記入し終わったら専用の音楽を流してください。例えば「ひとつ目の動き」という音が鳴っているときには、自分でひとつ目に記入した動きをします。お子様が考えた動きを親がやってみるなど、動きをお互いに交換しあっても面白いです。厚生労働科学研究の一環で制作された体操です。
↑小学校で「自分なり体操」を実施している様子
7.ざっくり体操
毎年50回以上は実施しているゆるササイズです。これまで紹介したお一人で楽しめるゆるササイズとは違い、「ざっくりとした指示を出す人」と「ざっくりとした指示に合わせて体を動かす人」が必要です。ざっくりと指示を出す人は、おおきく3つの流れに沿って指示を出してください。
ざっくりアクション①:部位
「はい、肩〜」「はい、腰〜」「はい、両手〜」などと、ざっくりと動かす部位を指定してください。部位をどのように動かすかは、体を動かす人に委ねられます。
ざっくりアクション②:動作
「はい、回して〜」「はい、ひねって〜」「はい、曲げて〜」などと、ざっくりと
動作を指示してください。①と合わせて、全身まんべんなくほぐれるような全体バランスも意識してください。
ざっくりアクション③:創造
クリエーティビティの見せ所です。自由にざっくり指示を出してください。「はい、本気で〜」「はい、むにゃむにゃむにゃ〜」「はい、ティラノサウルス〜」など、なんでもいいです。笑いを巻き起こして空気をほぐすことが重要です。指示を出す方も楽しんでください。
↑「ざっくり体操」実施中。モーツァルトをかけるとより一層場が和みます
以上、7つのゆるササイズでした。毎日1つずつ実施して、1週間のローテーションを組むのも良いかもしれません。また、これを機に、新しい運動(体操やスポーツ)をつくってみませんか?今目の前にある世界は、いつだって不完全です。私はスポーツが苦手だったからこそ、自分でも楽しめるスポーツを開発してきました。体操も、ラジオ体操一択は少ないのではないかという想いで新たに開発しています。是非、新しい運動をつくってみてください。そして完成したら教えてください。新型コロナウイルスが落ち着いたら、世界ゆるスポーツ協会の現場で試したいと思います。新しい運動を自分でつくるのは楽しいですよ。
世界ゆるスポーツ協会代表理事 澤田智洋(sawada@yurusports.com)
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