ついに、朝が嫌いになったかと思った。
いや、正確には朝ではなく、明け方なんだけど。

僕は明け方が好きです。
薄暗いところから気づかないくらいのペースでいつの間にか明るくなっている感じとか。
ちょっと湿っぽい感じとか。
だんだん社会が活動を始める音がしてくるところとか。
だれも自分を見ていないところとか。
なんかとにかくワクワクするところとか。

中学生の心をまだ持っている。

最近、釣りに行くようになって、明け方に外にいることが増えた。
でもどんなに明け方だろうと、ワクワクできなかった。
ついに明け方の価値に慣れてしまったり、明け方に飽きてしまったのかと思った。でも違った。
最近の明け方は、釣り場だもんで、既にみんな活動しているのだよね。
たぶん、その人間の温度みたいなのが、明け方をまた違ったものにしているのだと思う。

そんなわけで、こんど、また、明け方に近所を散歩してみようと思う。
明け方に魅力を感じなくなっていないかどうか、確認したい。
どうか、明け方にワクワクできますように。

明け方にさえワクワクできなくなったら終わりだよ。
なにも用意しなくてもワクワクを得られる娯楽、失いたくないよう。

生きてるだけでワクワクできるって、サイコーじゃないですか???



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