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すべての人の感情や価値観、人生を肯定する場を創りたい

去年5月に、株式会社Locatell(ロカテル)を設立しました!という記事を書いてから、かなり時間が経ってしまいました。

上記の記事でも書いていましたが、今年は現在進めている、故郷である京都府福知山市にホールを創るまでの過程をもっと皆さんとも共有したいと考えており、今後はこのnoteで色々と試行錯誤している様子を綴っていこうと思います。

どんなホールを創るの?

まず、「どんなホールをつくるの?」と質問をいただくことも多いのですが、今日はざっくりとホールの概要をお伝えします。

ホールは祖父の代から代々受け継がれてきた吉田家の敷地に建築予定です。下記の写真を撮影したのは昨年の夏ですが、現在は田んぼと倉庫が建っています。

ホールの客席数としては120席。
基本的にはクラシック音楽の演奏するのに適した環境を想定していますが、小規模な演劇にも対応出来るよう考えています。

また、ホールの隣にはカフェを併設する予定で、実はホール建設事業を進めながら飲食事業も進めています。

わたしは音大時代にドトールコーヒーショップやマクドナルドでバイトをしていたことがあり、マクドナルドではマネージャーをしていました。マネージャーは社員に代わってその時間帯のお店を任されることになる立場。思えば、接客や経営についての本を読み始めたのはこの頃かもしれません。

また、大学卒業後はアンタイトルというキャリア女性向けのアパレルブランドで働いていたこともあるんですが、飲食や接客に関しては自分なりに理想とするものが強くあり、やはりホールに来ていただいた方々にどんな時間を過ごしていただきたいのか?ということを突き詰めていくと、どちらも私がプロデュースしたいと思うようになりました。

もちろん、ホール建設事業も飲食事業についてもわたしには初めての経験ですから、経験豊富な方々にサポートいただきながら少しずつ進めています。

プロジェクトのミッション、ビジョン

このプロジェクトを進めていく上で、下記のミッションとビジョンを掲げています。

◆ミッション
すべての人の感情や価値観、人生を肯定する

◆ビジョン
京都府北部地域の文化力向上を担う拠点となる

わたしは、ふるさと福知山につくるホールを、京都府北部の文化発信拠点に。そして、ホールが企画するプログラムによって地方と都会の教育・文化格差をなくしていきたいのです。

数学のように明確な答えがない文化芸術は、子どもから大人まで、全ての人のさまざまな感情や反応を受け止めることが出来ます。

何かに触れたとき、嫌いでも好きでも無反応でも良い。どんな反応にも、その人の「価値観」があらわれます。

そんな自分の中にある価値観を認識することは、あらゆる選択をしながら生きる人生において重要であり、文化芸術を通したコミュニケーションは、お互いの価値観を尊重し合うことが出来ると思うのです。

私だからこそ持てる視点を大切に

先日わたしがツイートした内容に沢山反応をいただきました。

ホールを建てると決めてから、世の中には文化に理解のある大企業や、資産家の方がたくさんいらっしゃることを知りました。

けれども、現場で本当に必要とされている支援は何なのか?そのお金の使い方に本質的な意味があるのか?果たしてそのお金が本当に有効に使われているのか?ということは、詳しい知識がないと本当の意味では分からない方も多いと思うのです。

わたしには、演奏者、音楽マネジメント、起業家と、それぞれの立場での経験から、それぞれの目線に立った上で判断出来る視点があります。

このプロジェクトを、民間で行うからこそ、ふるさと福知山に本当に必要なものは何なのか?ということをシビアに考え、その場所が在るから福知山に住んでみたい、と言ってくれるような場所にしたい。

そんな想いを持って、引き続きプロジェクトを進めていきますので、ぜひ応援いただけたら嬉しいです。


いただいたサポートは大切に使わせていただきます🕊