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起業メモ #13 役員報酬を決める

当面は社員を雇用せず、一人で株式会社を運営しようと考えていたので、設立当初に検討すべき給与関連の事項は、「自分への役員報酬をいくらにするか」くらいでした。ここではどうやって役員報酬の額を決めたか、記録として残しておきます。

社会保険に入るには一定以上の給与支払いが必要

会社を設立したものの、まだ本格的に営業活動を始めておらず、会計年度内に数件の受注があればよいな、くらいに思っていました。そこで、受注が安定して黒字になるまでは、役員報酬(毎日自分に支払う給与)はゼロ円でもよいと考えていました。
一方、前職を辞めた後に社会保険をどうするかという課題もあって、ネットで情報を確認したところ、社会保険(健康保険、厚生年金保険)に加入するには一定以上の給与の支払いが必要ということが分かりました。
そこで、当面は年間100万円程度を支払う方針で、役員報酬を決めました。

役員報酬は社会保険の申請までに決める

役員報酬は「会社設立後3ヶ月以内」に決めればよいことになっていますが、社会保険に加入しようと思ったらその申請(被保険者資格取得届の提出)までに決める必要がありました。
私の場合、法人登記後の約1ヶ月後に前職を退職することが決まっていたので、猶予期間は約1ヶ月でした。
1度決めた役員報酬を変更するためには、株主総会を開催するなど手続きがいろいろ大変なようです。そこで、特に社会保険に加入しようと考える際には、少なくとも最初の会計年度が終わる頃までの状況を想定して、金額を決めるのが良さそうです。

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