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企業メモ #12 印鑑登録して印鑑カードを入手する

会社の設立登記を電子申請でやると、法人の印鑑登録をせずに済んでしまいます。しかし、起業後に銀行口座を作る際など、各種申請に法人の印鑑が必要になるケースがあるので、設立登記後すぐに印鑑登録をしました。また、登録した印鑑の印鑑証明書を窓口で受け取る際に「印鑑カード」(プラスチックカード)が必要なので、こちらも入手することにしました。

電子申請ではなく、窓口で印鑑登録する

法人の印鑑登録は、法人登記と同時(あるいは直後)であれば、登記ねっと(登記・供託オンライン申請システム)から電子申請できるようです。起業に際して「可能な限り電子申請しよう」と決めていたので、印鑑登録についても電子申請用の申請書を作るところまでやってみました。
ただし、印鑑登録を電子申請をした場合でも、印鑑カードだけは物理的に法務局の窓口に取りに行く必要があります。それであれば印鑑登録と印鑑カード受け取りを、一度に済ませてしまおうと思い、電子申請は諦めることにしました。
印鑑登録の申請に必要な様式「印鑑(改印)届書」は、法務局のホームページからダウンロードできます。こちらに、商号、住所、代表者氏名、法人番号などを記入して、登録したい印鑑を押印すれば完成です。

https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/content/001328727.pdf

法務局で印鑑カードを受け取る

個人の印鑑(実印)の場合、印鑑証明書のコンビニ交付ができるので、役所の窓口に印鑑カードを持って行くこともほとんど無いと思います。一方、法人の印鑑証明書はまだそこまで便利になっておらず、オンラインで申請して郵送してもらうか、法務局の窓口に行ってもらうしか方法がありません。時間的に余裕があればオンライン&郵送が便利で、この場合は印鑑カードは必要ありません。一方、急いですぐに印鑑証明書が必要な場合は、印鑑カードを持って窓口に行く必要があるようです。
印鑑カードを入手するべく、初めて法務局の窓口に行ってきました。私の場合は横浜地方法務局で、みなとみらい地区の歴史ある建物の中にありました。

せっかくなのでいろいろな手続きも一緒にやろうと思い、次の書類を一式提出しました。これで、印鑑登録と印鑑カードに加えて、印鑑証明書と登記簿謄本(履歴事項全部証明書)も受け取れました。窓口で「すこし時間がかかりますよ」と言われましたが、30分強で完了しました。

  • 印鑑(改印)届書

  • 印鑑カード交付申請書

  • 印鑑証明書交付申請書

  • 登記簿謄抄本交付申請書

オンライン&郵送で印鑑証明書を入手する

印鑑登録も済んだので、今後はWebブラウザから使える「かんたん登記申請」で印鑑証明書が入手できます。

実際に1通申請してみると、1時間くらいで料金支払に必要な納付情報(収納機関番号、納付番号、確認番号、金額)が送られて来ました(かんたん登記申請で見られるようになる)。すぐにオンラインバンキングからペイジーで郵送料を含んだ料金(410円)を支払えば、手続きは完了です。その後、1週間程度で自宅に印鑑証明書が送られてきました。

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