Meta Quest 3 を仕事でフル活用してみた (Immersed 編)
こんにちは、最近 Meta Quest 3 を買って久々に技術の進化に感動しているデザインエンジニアの @sawa-zen です。普段は自宅でずっとパソコンに向かっていることが多いのですが、二週間ほど前から Meta Quest 3 を毎日装着したまま仕事をしてみてこれは皆さんにもオススメできるという段階になったので、使ってみた感想やコツ、オススメの装備を紹介します。
今回はその第一弾としてImmersed 編です!
仕事利用で必須となるアプリ Immersed 🖥️
まずは Immersed という最高に感動したアプリケーション紹介させてください。このアプリは VR 空間上に仮想のディスプレイを表示できます。しかも基本無料です。正直これのためだけに Quest 3 を買う価値があります。ただ個人的な意見ではあるのでこれから説明するメリデメを読んだ上で購入を検討している方は判断してもらえると嬉しいです。
ここがすごいぞ Immersed 🤩
ディスプレイを VR 空間に表示できるとはどういうメリットがあるのか4つに分けて紹介!
1. 複数枚ディスプレイを表示できる 👍
Immersed は無料プランであれば最大3枚までディスプレイを表示できます。有料プランに入ると5枚まで表示できるそうですが、個人的には3枚以上を同時に使用したことがないので無料で十分でした。
2. 各ディスプレイを自由に設定できる 👍
それぞれのディスプレイの解像度、位置、大きさ、向きをあなた好みにカスタマイズできます。これってどういうことかわかりますか?物理ディスプレイの場所を変えたいとなったとき、宙に浮かせられますか?簡単に縦向きに変更できますか?大画面にできますか?できないですよね。これがものの数秒でできます。恐ろしい。。。
自分は大画面に Figma を表示して作業したり縦画面に VSCode を表示させたりして作業をしています。
3. 実世界の手元を表示できる 👍
VR空間で作業していると手元のキーボードや飲んでいるコーヒーのマグカップが見えなくなるので困りますよね。自分は特にブラインドタッチがやや怪しいので常に視界の隅にキーボートが無いとうまく打鍵できません。
しかし Immersed はポータルという機能を備えており、VR 空間の一部に穴を開け実世界の映像を見れるようにしてくれています。また、一部しか見れないのは困るという場合は仮想ディスプレイ以外をパススルー(実世界の映像)に変更できるモードもあるので問題有りません。
4. VR空間にいるので気が散るものを排除できる
机の上にスマホがあるだけでなんか気になってみてしまったり無意識に手に取ってしまったりすることないですか?VR 空間で作業をしていると視界からそういった自分が気になってしまうものを強制的に排除できます。すると自然とPC画面だけに集中することができます。僕のように机の上に趣味系のアイテムを置いていたり、部屋が散らかっている人にはこうかはばつぐんだ!(うるせぇ片付けろ)
惜しい!ここは直して Immersed 😣
ここまでべた褒めしましたが使っていて気になる部分はいくつかあります。
1. ディスプレイやポータルの位置が変わることがある 😢
さて仕事するかと Immersed を起動すると、だいたいディスプレイの位置がおかしくなっているのでその位置修正からスタートすることが多いです。修正自体は簡単なのですが、毎回直すのはやや億劫です。ただ、これはアップデートなどで治りそうなのでこちらは今後の開発に期待です。
2. VR上の手が荒ぶることがある 😢
自分は考え事していたりブラウジングしつつ読み物をしていたりする時は、手が膝の上にあったり顎に当てていたりと Quest 3 の視界から外れていることが多いです。すると VR 上に表示されている手が位置を判断できなくなりたまに眼の前で暴れるます!これがまぁまぁ鬱陶しい!こちらもロジックでどうにかなりそうな気がするので正座してアップデートを待つしか無いですね 🧎♀️
3. 4K レベルの表示はできない 😢
これは Immersed の問題ではなく Quest 3 側の問題なのですが、デバイス自体のディスプレイがそもそも解像度がまだ 4K レベルを表現できないため、常にフルHDディスプレイを見ているようなドット感のある映像を見ることになります。自分はそこまで問題にはならないですがこだわりがある人はまだ手を出さないほうがいいと思います。
物理ディスプレイいらないのでは?というパラダイムシフトを起こした
上に書いた気になるポイントは頻度少なめなので個人的にはクリティカルな問題にはなりません。それを上回るgoodポイントが多いので個人的には大変気に入っています。
するとどうでしょう。急にデスクの上に鎮座している24インチの4Kディスプレイが気になりはじめました。常に机は広く保ち作業しやすくしたい、掃除しやすくしたいと考えており、デスク上はなるべくシンプルな構成を心がけてきました。
「邪魔だし売るか」
これは極論かと思うかもしれませんが本気で最近はそう思い始めています。4K でどうしても確認したいことがあれば MacBook の画面で直接見ればいいのでディスプレイが不要に感じてなりません。ただまだ確信を持てず売るまで至っていないのですがそのうちこの続きは報告します。
まとめ
物理ディスプレイを使っていては体験できないことを Immersed では体験できます。そしてこれまでの常識を覆してくれること間違いないので是非買わずとも一度体験してみてほしいです。
もっと詳しく聞きたいなどあればコメントお待ちしてます!
次回は Quest 3 を長時間で装着していると避けては通れない「頭や顔が痛くなる問題」の解消方法を解説します。お楽しみに。
おまけ(人の目があると集中できる人向け)
自分はよくスタバで仕事をします。決してドヤりに行っているわけではなく、他人の目があるとなんとなくサボれないという性格のため集中したい時は籠もります。ただ Quest 3 を買ってから行かなくなりました。
Immersed には Room という概念があり、デフォルトでは自分のプライベート Room で作業することになるのですが、 Public な Room に Join すると世界中の人たちと同じ部屋で作業ができます。(ディスプレイの内容は表示されないのでご安心を)これがなんとスタバと同じ効果を発揮してくれたんです。これに関しては共感してくれそうな人が少なそうなのでおまけ枠にしましたがもし同じ性格な人がいたらコーヒー代が浮いてオススメです。
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