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最近のカフェあるある

私には子供も仲良しで、趣味もあうカフェ好きのママ友さんがいます。そのママ友さんと、子供が習い事の時間などの隙間時間に一緒にカフェに行ったりしているのですが、先日会った際に、代々木上原にあるケーキやパフェのお店が全然予約が取れなくなったという話を聞きました。コロナの影響で席を少なくしている影響もありましが、それにしても平日でも1ヶ月前に予約しないと取れない状況なようなのです。カフェなのに。それで、そのお店のサイトに近所の方からのコメントが入っていて、最近は近所に住んでいるのにふらっと入れなくなり残念だという投稿があったようなのです。

この話を聞いて、この遠方からのお客さんで日々溢れていて、店を移転したお店の事を思い出しました。そのお店は2〜3年前にできて、そのママ友に教えてもらい、カフェなのにランチメニューも充実していて、夫婦でやっているお店で奥さんが作るケーキ屋やマフィンが美味しくてよく通っていました。でも、通いだして半年くらいたった頃、入れなくて待たされる事もあったり、入れなかったりする事もありましたが、1年くらいたった後、閉店してしまったのです。確かフェイスブックに理由が書いてあり、近所の人がふらっと入れる店を目指していたけど、そういう事ができない状態が続いたので、別の場所でお店をやる事にしました、的な事があいてあり、しばらく経つとそのお店は千葉の車でしかいけないような場所でまたお店を再開したとの情報をみました。閉店を聞いた時は残念だったし、なんでだろう、と思いましたが、今はその理由が腑に落ちます。夫婦でやられていたし、自分たちのペースでやりたかったし、近所の人との会話も楽しみ店をやって行きたかったのに、いつも満席で、お客さんと話す暇のなく、いつも違うお客がくる事が、その夫婦のお店のコンセプトには合わなかったのだと思います。

実は私が美味しいし空間も好きと思って通っているお店ってこういう店が多いなと感じたのです。お店のポリシーみないなものが結構あり、全面にでているお店。よく通うパン屋さんも夫婦でやっていて週の半分しかあいてないし、営業時間も短いし。何か儲けようとしている訳ではなくて、作れた分だけ売るし、自分たちのプライベートの時間も大事という感じ。あとは、3人以上お断りのお店とか、子供は一応OKだけど、騒いだら出てってもらうとドアに書いてあったり(笑)あと、大きな声を出す方はご辞退くださいと店の横に小さな字で張り紙がしてあるお店など。でも、そんなポリシー全面のお店でも、私は味が美味しい、ここでしか味わえないモノだと感じれば、嫌な接客をされない限りは通います。そして何度か通っているうちに、その理由が分かってきたりします。例えば、本当に料理の味を味わって欲しかったり、年齢が高めの常連が多いから、子供はダメにしていたり、お一人様が多くクラシックなどがかかっているから大人数はダメとか。その空間や料理を愛すればこそなのだと分かれば、何も違和感などないし、それが私なりに理解できれば、お店リストに追加します。

なんだかこういうお店ってこれから益々増えていくのだろうなと思います。お客がお店を選ぶのと同じく、店もお客を選ぶ。お互いの気持ちがわかり合える方が気持ちよく同じ空間に居れるので、それが良い関係性かなと思います。そして、もうやはりお金(儲け)じゃないんでしょうね、価値の真ん中にあるものが、きっと。ちょっと時間ができた時に、今日はどのカフェに行って何を食べようかな〜って考える時間が幸せだったりします。でもやはり、カフェってふらっと入りたいですよね。そして私は、新しい心地よき空間と美味しさを求めてこれからもカフェ探しを続けて行きます。

#エッセイ #カフェ

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