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混在することの意味〜カフェ空間の心地よさとは〜

2024年のはじめての記事になります。今年もよろしくお願いします。

今年に入り、調布で映画を観る事になったので、大好きな猿田彦珈琲さんに行ったのですが、そこで感じた事を今回は書いてみようと思います。

ちなみに猿田彦珈琲さんは、恵比寿の東口に本店があり、西口方面のアトレの中にもあります。そして、私が最近よく行っているのが、原宿店ですが、原宿の次にすきなのが、実は調布店なのです。

調布店は京王のトリエという、イオン系の映画館が入っているビルの1階にあります。なので、映画の後や、早めにきて映画の前など、1時間位のコーヒータイムを過ごすのが、私の調布スタイルな時間です。
都内で、映画を観る楽しさもありますが、調布という少し都心から離れたこの土地の雰囲気は、気持ちを緩ませたい時などに、心地よさを感じるのです。

猿田彦珈琲の調布店は、レジの奥に焙煎所もあり、絵本やコーヒーの本なども置いてあります。なので、ゆったりとして作りになっているのです。
レジカウンターの裏側にカウンター席があり、そのにはパソコンを広げお仕事している人が多め。そしてその奥のスペースにはお一人さま席。
窓際には、3〜4人が座れるスペース、真ん中にはクッション性のある椅子とロウテーブル。そして、焙煎所の前には大きい長テーブルがあり、10人ほど座れるようになっています。
そして、なんといってもこちらはテラス席がある事がいいですね。大きな窓の外には正方形の椅子が並べてあるので、暖かい日は外でコーヒーを飲むのも気持ちが良いかと思います。

絵本コーナーと窓際スペース
カルピスバターのミルクスティックが美味!

そして、この間、家族で調布店を訪れて気づいた事は、カフェにはこの混在する感じが実は一番心地よいのではないかという事です。

カウンターで、カタカタと仕事をする人たち。長テーブルでは、仕事する人とゆっくり本を読む人が入り交じる。そして、一人テーブルでは、携帯をいじりながらコーヒータイムを楽しむ人たち。窓際のソファも席には、小さい子連れの家族、そして隣は常連さんらしき人や、女子二人組。
この世代も性別も、それぞれカフェに来ているも目的も違う感じ。でも、少しずつ、エリアで目的やしゃべる温度感が違う感じ。その中にいる私がなぜか落ち着くのは、色々なものが混在するしているからなのでは、と思いました。

なんでしょう。例えば、小さなカフェだと、なんとなく静かにしなきゃと思ってしまうし、お一人様が多かった場合、友人ときてしゃべっていたら、声が他の人やお店の人に丸聞こえになるなんて事もありますよね。それに、席が少なかったりしたら、他にお客さんがきて座れなかったら出なきゃと思って気をつかってしまったり。
ある程度の広さで、ずっといる人、飲み終えたら帰る人、これも混在しているお店が心地よいですね。どちらもパターンも状況によって自分もありえるから状況だからです。

実際に私はカフェで仕事はした事はないのですが、意外とずっと同じ場所に居れないタイプです。なので、長くても2時間位いればいいかなという感じ。それは、実は話し相手がいても一緒です。もちろん、話に夢中になっている時は気づいたら3時間以上たっていたなんてこともたまにはありますが。

話は戻りますが、混在はするけど、スペースは分けられている事が大事という点。テーブルにパソコンが並べられたスペースでは、きっと本を読もうとした時に、居心地の悪さを感じるでしょうし。そこに小さい子が座っても落ち着かないでしょうし。皆入った瞬間にその感覚は読み取って座っているような気もします。
ふと別のカフェでそんな事を考えていると、「電源があるスペースってどこですか?」と店員さんに聞く方がおり、「真ん中の長テーブルのみなんです」と答える店員さん。
なるほど、こういう感じてもエリアが分かれているんだと。

そんな中、ふと思ったのが、これはカフェの中だけではないという事です。カフェ以外でも、職場や家族、その他の人間関係にも大事なことですよね。色々な人がいる事の意味。混在するからこその楽しさ。けれども、その中でどこに自分を置くか。どんな人と混ざり合っていきたいのか。人と人との境界線。

改めて、今日はどんな気分なのか、どのカフェに行き、どこに座るのが自分にとって気持ち良いのか。じっくり感じてみようと思いました。

皆さんも、よく行くお店のお気に入りの席や空間はありますか。

#カフェ #空間  #スペース #くつろぎの時間

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