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詠唱速度TIPS

最終更新:2023年12月22日

※注意

詠唱速度は計測が難しく、(おそらく)環境依存の要素が多いため、掲載した情報は誤りを含んでいたり、実測と一致しなかったりする可能性があります。自身の環境で実測してみることを強く推奨します

基本情報

詠唱速度とは何か

ゲーム内では「詠唱速度」「キャスティング速度」「詠唱時間」「スキル準備時間」などの表記が混在していますが、すべて同じものです。
例えば「詠唱速度$${x}$$%増加」「詠唱時間$${x}$$%短縮」の2つは全く同じ意味であり、詠唱にかかる時間が$${(100-x)}$$%になることを表します。

本記事では、混乱を避けるため、実際の詠唱にかかる時間(スキルのアイコンがキャラクターの頭の上に出てからチャージ数の数字が表示されるまでの時間)を指して「詠唱時間」、その短縮率を「詠唱短縮率」と表記します。

詠唱短縮率の計算

表記上分かれているものはすべて乗算されます。例えばヴィヴァーチェ50%、ワンドエルグ50(詠唱短縮率20%)の場合$${(1-\frac{50}{100})(1-\frac{20}{100})=\frac{40}{100} }$$となり詠唱時間はもとの40%(詠唱短縮率に直すと60%)となります

基本の詠唱時間

ファイアボルトのバフ無しでの詠唱時間は1500msです。合体魔法の詠唱時間は組み合わせたボルト魔法のうち遅い方に合わせられるため、FBを含む合体魔法の詠唱時間も1500msとなります。

※ただし、新アルカナアップデート前の環境(FBとLBの2つのボタンを押す必要がある)では片方の詠唱が始まってからでないともう片方の入力を受け付けないため、最速で入力しても詠唱時間が1フレーム長くなります
アップデート後に追加されたボルト魔法の合体ショートカットを使用しても、内部システム上は2つのボルト魔法を順に詠唱している扱いになっているようで、必ずファイアボルトよりも詠唱時間が1フレーム長くなります。

応用編

詠唱のラグとフレームレート

基本の詠唱時間は1500msであり、それに詠唱短縮率がかかって最終的な詠唱速度の理論値が算出されますが、実測すると理論上の値よりもわずかに長い時間がかかります。このズレは動作環境や回線品質によって変動する可能性があります(詳細不明)が、筆者の環境では60fps録画でおよそ2フレーム(=33ms程度)のラグが必ず発生します。

これに加え、フレームレートがそのまま詠唱時間の最小単位となる(と思われる)ことや、前述の2回詠唱の仕様が原因で、僅かですがフレームレートが高いほど詠唱が早くなるケースがあります。
実際にフレームレート制限を掛けて比較した結果が以下の動画です。わずかですが120fpsの方が早く詠唱が終了して要ることがわかります。

発射レートの上限

中級魔法とは異なり、ボルト魔法の詠唱時間にはシステム的には上限がありません(ただし前述したラグなどは詠唱短縮率の影響を受けず一定であるため、事実上の上限は存在します)。

しかし、ボルト魔法は発射後500msの硬直(ディレイ)が存在するため、発射レートは理論上秒間2発(=毎分120発)で頭打ちになります。
実測すると、発射の瞬間も行動不能であるためか毎分116発程度が限界でした。

発射後の硬直

発射後の硬直は二種類あり、1つ目は上にあるとおり発射後500ms間は次のスキルを発射できないディレイです。
それとは別に、発射後100~150ms程度の間はスキル詠唱も開始できない完全な行動不能時間が存在します。そのため、実際には350~400ms程度で詠唱が完了できれば最速のレートで発射できることになります。この硬直もプレイする環境によって変動する可能性があります。

キャスティング速度細工の扱い

細工オプション「キャスティング速度」には"ワンドには二回適用"という表記があります。これは文字通り、ワンドにはキャスティング速度細工の効果が二回乗算されるという意味です。例えばキャスティング速度20lv(=短縮率30%)であれば、実際の詠唱時間は70%ではなく$${(1-\frac{30}{100})^2 }$$=49%となります。
ただし、厳密には"ワンドには二回適用"という表記は誤りで、属性一致ワンドのみ二回適用されます。したがって、フェニックスファイアワンドではファイアボルトは49%、ライトニングボルトは70%になります。トライボルトワンドは全属性ワンド扱いなので3色ボルトすべてが二回適用になります。
余談ですがヒーリングはヒーリングワンドでのみ二回適用になります。

キャスティング速度エコーの扱い

キャスティング速度エコーは扱いが不明です。JPサーバーでの公式告知とKRサーバー・NAサーバーでの公式告知の内容に相違があるためどちらが正しいのかは検証が必要です。

以下はJP公式の告知内容を正しいとする場合の仮説です。

i) ワンドの細工とエコーストーンが両方存在する場合
1回目の適用時のみワンド+エコーの数値で計算され、2回目の適用時は数値が大きい方のみ適用
例:ワンド20レベル、エコー3レベルの場合
詠唱短縮率はそれぞれ1回目:34.5%(23レベル)、2回目:30%(20レベル)

ii) エコーストーンのみの場合
1回目、2回目ともにエコーの数値で計算され適用される

ムービングキャスティングの使用

ダークメイジ実装以前においては、ムービングキャスティングを使用することで発射速度が上昇していましたが、現在はムービングキャスティングの有無は発射速度に影響しなくなったようです。

ボルト魔法以外の詠唱速度

中級魔法

詠唱短縮は50%で上限となります。ただし、エルグ効果、快速、状態支援による詠唱短縮は上限を超えて適用されます。

上級魔法

中級魔法と同様、通常の手段による詠唱短縮は50%で上限となります。状態支援による詠唱短縮は上限を超えて適用されます。また、快速を使用するとこの上限は無効になります。

アルカナスキル

詠唱短縮に上限はありません。エクスプロージョンランジなどの基本の詠唱時間はファイアボルトと同じ1500msです。


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