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潔く「けり」をつけるために、時には他人の優しい目をかりる
書いてみても「投稿ボタン」を押す自信がなく下書きだけが増えていく。
そんな”下書きため込みグセ”を私は持っています。
いしかわゆきさんの著書『書く習慣』には、このクセを改善できるかもしれないヒントがたくさんつまっていました。
そこで本の中に記載されている52の「書く習慣をつくるコツ」を意識した文章を、毎日1つずつ52日間投稿しつづけるチャレンジをしています。
9日目:「完璧主義」を捨てて、どんな形でもいいからおわらせて
サッと「けり」をつけられる人にあこがれます。
どんなことでも時間をかければよいものではない、ということは経験から明らかなのに、必要以上に長く手元においておきたくなる。
考えてみれば「手放せずにいる」ということは、いつまでも同じ場所にとどまり続けることです。
そうと分かっていながら、なかなか「けり」をつけられない理由は何なのでしょう。
ダニング=クルーガー効果
→能力や専門性や経験の低い人は自分の能力を過大評価する傾向がある、という認知バイアスについての仮説
そこには自分への大きすぎる「期待」があるのだと思います。
もっとできるはず
こんなものじゃないはず
目の前の現実に満足できない・受け入れられないと、自分の能力を過大評価して「もっとできるはず」と天井知らずの「完璧」を目指してしまう。
よく考えてみると、価値観というのは人それぞれなので、「完璧」の基準も人によってズレているのが当たり前だということに気づくと思います。
自分にとって「まだまだ」だと思っていることが、他の人からみると「もう十分じゃない?」ということはままあるし、その逆もまたあります。
完璧を目指すよりも大切なのが、おわらせること。
あなたの80点は誰かにとっての100点です。
どうしても完璧主義から逃れられない、いつまでも「けり」がつけられない!という状況におちいったら、いったん自分の厳しすぎる目から解放してあげる。
そして、こんな時ばかりは自身よりは優しいはずの第三者の目を借りて終わらせることもひとつの方法かも知れません。
いつまでも抱えて同じ場所にとどまるか、潔くけりをつけて次の新しい景色を見に行くか。
どちらを選択するか考えれば、潔く「けり」をつけることができそうです。
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