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記念日と年中行事と文学者365日  ~二月十五日~

 「春一番名附けの日」。1859(安政6)年2月13日、壱岐郷ノ浦の漁師53人が五島沖で突風に遭い全員が死亡しました。それ以前から、郷ノ浦の漁師の間で春の初めの強い南風が「春一」と呼ばれており、これが「春一番」の語源とされています(春一番の語源には他にも諸説あるとされます)。
 1950年代からマスコミがこの言葉を使用するようになって一般でも使われるようになり、1985年からは気象庁が春一番の発表を行っています。
 ※以下のサイトを参照しています。


涅槃会(ねはんえ)
 釈迦入滅の日という旧二月十五日(今は三月十五日)に各寺院で行われる法会。涅槃図を掲げ、遺教経(ゆいきょうぎょう)を読誦して、釈尊の遺徳を追慕奉讃する。わが国では推古天皇の時、奈良の元興寺(がんこうじ)で行われたのが初めという。遺教経は、涅槃の直前に諸弟子に残した最後の教誡を編纂した経典。涅槃とは寂滅を意味する梵語で、涅槃図には、臨終の釈迦沙羅双樹(さらそうじゅ)の下で頭北南面して右脇に臥し、周囲には弟子を始め天竜・鬼畜等五十二類が鳴き悲しんでいるさまが描かれてある(この図また涅槃会のことを「仏の別れ」「如月(きさらぎ)の別れ」などという)。

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【参考文献】鈴木裳三『日本年中行事辞典』〔角川小辞典16〕 ※初版:昭和52年12月20日発行


1925年(大正14)木下理玄(きのしたりげん)・没 歌人。

【参考文献】小林國雄編著『文学 今日は何の日』


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