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記念日と年中行事と文学者365日  ~二月二十四日~

 「鉄道ストの日」。1898(明治31)年のこの日、日本初の鉄道ストライキが実施され、日本鉄道会社の機関士ら400人がストライキに突入し、上野~青森の列車が運休しました。
 ※以下のサイトを参照しています。   


比良(ひら)の八荒(はっこう)
 陰暦二月二十四日の前後に、寒気がぶり返し、琵琶湖上に風波が荒れすさむことが多いのを、近江の人々は比良の八荒と呼んで、漁船を出さない。これがすまぬと本当の暖かさないならないといい、京都でもこれを荒仕舞といった。滋賀県高島郡高島町鵜川の比良明神(白髭神社)において比叡山の衆徒が法華八講を修する時期に当たって、影向(ようごう)の神が湖上を遊行されるからだといった。八講とは法華経八巻を四日間に読誦して供養を行う法会のことで、朝座に一巻、夕座に一巻誦する。比良明神の八講会は早く廃絶して、行われた場所や模様も明らかではないが、陽気の名としての比良八荒だけが残った。八荒とは、八方の遠い果ての地をいう語で、大荒れの意味はないが、そのような内容が字面から感じられるため、誤って用いられる場合がある。
 ※影向…神仏が一時姿を現すこと。神仏の来臨。ようこう。えごう。
【参考文献】鈴木裳三『日本年中行事辞典』〔角川小辞典16〕 ※初版:昭和52年12月20日発行


1934年(昭和9)直木三十五(なおきさんじゅうご)・没 小説家。

【参考文献】小林國雄編著『文学 今日は何の日』


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