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記念日と年中行事と文学者365日  ~二月十六日~

 「天気図記念日」。1883(明治16)年のこの日、ドイツ人の気象学者エリヴィン・クニッピングの指導のもと、7色刷りの日本初の天気図が作成されました。
 天気図は1日1回発行されることになり、8月23日からは新橋と横浜の停車場に掲示されました。
 ※以下のサイトを参照しています。


嵯峨(さが)の柱炬(はしらたいまつ)
 三月十五日(もとは陰暦の二月十五日)の夜に、京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町の五台山清凉寺釈迦堂で行われる火祭の行事。二月十五日は釈迦入滅の日として各寺で涅槃会(ねはんえ)が催されるが、これと火祭行事とが結び付いた例で、同じ日に奈良二月堂で行われる大松明が修二会の行事の一部となっているのに対し、清凉寺では釈尊の荼毘(だび)のさまを再現して弔意を表すものと説明している。「柱松明(はしらたいまつ)」、あるいは「柱松(はしらまつ)」と称するものは、本来は杭(くい)のように立てた柱の先に松明を結んで照明用にしたもので、「立てあかし」「立ちあかし」の名もあった、平安末期ごろから仏の供養として大仕掛けな柱松を燃やすことが始まったもので、盆や愛宕火の行事に柱松を行う所が各地に多い。
 ※修二会(しゅにえ)…寺院で、陰暦2月初めに国家の隆昌を祈る法会(現在は3月)。
 ※愛宕火(あたごび)…近畿・山陰地方を中心に各地の愛宕神社で行う火祭。京都の愛宕山の愛宕権現では7月31日(もと陰暦6月24日)、各地の分社でも、多く陰暦6月または7月の24日。
【参考文献】鈴木裳三『日本年中行事辞典』〔角川小辞典16〕 ※初版:昭和52年12月20日発行


1980年(昭和55)新田次郎(にったじろう)・没 小説家。

【参考文献】小林國雄編著『文学 今日は何の日』


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