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学会・研究会に参加してみよう〔廃刊メルマガ記事より〕(2013年3月18日)※第1号

 さて第1号では、学会や研究会の参加についてお話したいと思います。

 学会・研究会というと、教育大学や教育学部の設置されている大学の教授・准教授、教育大学附属の小中高の先生方が、難しいことばかりを論じるのではないかと思われるかもしれません。私も、国語教育関係の学会・研究会の存在自体を知らない時期が長く、知ってからもそのような堅苦しい印象を抱いていました。

 しかし、あることをきっかけに大学の大先輩の先生より学会・研究会の参加を強くすすめられ、すぐにも会員となり、夏(8月中)に実施される全国大会にもできる限り参加を続けています。授業・実践へのヒントや気づきが盛りだくさんです。また、ある時期からは、私と同じように国語科の教員をしている大学時代の友人を全国大会に誘うようになりました。そこで、お互いの情報交換ができるのも楽しみの一つになっています。大会終了後には〝よしまたいっちょがんばってみるか!〟という元気をもらうことができます。


 おそらく、皆さんの勤務されている学校にも、いくつかの団体から国語科宛で全国大会の案内は届いていると思います。私もかつて何度か回覧で見た覚えがあるので、教務の先生や教科主任の先生から資料を頂いて検討することができると思います。学生さんの中には、すでに大学の先生から特定の学会・研究会の参加を義務付けられている方もあるかもしれませんね。


 ちなみに、発行人も学会・研究会にはいくつか参加しているのですが、国語教育に関する学会・研究会は「日本国語教育学会」と「解釈学会」の2つに所属しています。


*日本国語教育学会

日本国語教育学会  公式ホームページ | 公式HPです。幼保・小・中・高・大学の国語教育の実践について学び合う会です。 (nikkokug.org)

会費 9000円(年間) ※2022年11月14日現在

機関誌 『月間国語教育研究』

全国大会(2日間)参加費 学会員=2000円/一般=3000円/学生=無料  ※令和4年度〔オンライン開催〕

 会員数約4000人。全国大会の初日は日比谷公会堂に日本全国から国語(教育関係)の先生が大集合ですごい熱気です(参加者1600人超!?)。日比谷公会堂のステージでの研究授業と、国語教育の現状に即したパネルディスカッションや講演が行われます。 

 2日目は会場を変えて(都内)、様々な校種の様々な分野に関する分科会、ワークショップが開催されます。詳しくは下記URLにて「全国大会」の概要を御覧下さい。

全国大会 |   日本国語教育学会  公式ホームページ (nikkokug.org)


*解釈学会

会費 9000円(年間) ※2022年11月14日現在

機関誌 『解釈』(隔月刊)

全国大会参加費 無料  ※令和4年度〔オンライン開催〕

 解釈学会は、国語教育のみならず、「上代・中古」「中世・近世」「近代」「国語学」「国語教育」「その他」の幅広い分野で国語を研究する専門性の高い学会です。紹介して下さった先生は「国語のデパート」とおっしゃっていましたが、国語への興味・関心をより高めていきたいとお考えの方にはぴったりの学会だと思われます。全国大会は、全国いずれかの大学で開催され、2日目は実地踏査もあります(参加費は全国大会参加費と別途かかります)。

 公式HP内の「全国大会」のページが随時更新されますので、新しい情報はこちらでご確認ください。

https://kaishaku.jp/?page_id=35

 じきに新学期が始まります。学会・研究会参加で新しいスタートを切られるのはいかがでしょうか。

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