見出し画像

記念日と年中行事と文学者365日  ~十月十日~

 「缶詰の日」。日本缶詰協会が1987(昭和62)年に制定。
 1877(明治10)年のこの日、北海道開拓使が北海道石狩町に鮭の缶詰の工場を設置し、日本初の本格的な缶詰の製造が始まりました。

 ※以下のサイトを参照しています。 


十日夜(とおかんや)
 十月十日の夜を、秋祭の祭日にする東日本の風習で、トオカンヤという名称は、山梨・長野・埼玉・群馬県などで行われる。この日、田の神が天上するという伝えは、長野県東筑摩(ひがしちくま)郡・山梨県北巨摩(きたこま)郡などにあり、信州ではこの日に案山子上げといって田の神祭をする所が少なくない。埼玉県川越地方では、この日を田の亥の子といっており、亥の子と同様に地面を打つ行事があり、この風は埼玉・群馬・長野県などに及んでいる。
 十月十日を祭る理由は明らかでないが、しばしばその前夜の十月九日をも祭日とする風が見られるところから、九月九日のオクニチなどとの関係が考えられる。
 ※オクニチ…お九日(くにち)。重陽の日を秋祭の日とする風から、尊んでお九日といったもの。供日・宮日と書く風もある。
【参考文献】鈴木裳三『日本年中行事辞典』〔角川小辞典16〕 ※初版:昭和52年12月20日発行


1994年(平成6)春山行夫(はるやまゆきお)・没 詩人、随筆家。

【参考文献】小林國雄編著『文学 今日は何の日』


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?