記念日と年中行事と文学者365日 ~三月二十六日~
「楽聖忌」。1827年のこの日、ドイツの作曲家ベートーベンがウィーンの自宅で亡くなりました。多くの交響曲を作曲し、「楽聖」と呼ばれました。
3日前、甥のカールを唯一の相続人にするように遺言書を補足し、「諸君、拍手したまえ。喜劇は終ったのだ」という有名な言葉を呟いたといいます。
29日の葬儀には2万人の市民が参列し、宮廷歌手が棺を担いでフンメルら弟子たちがそれに続きました。しかし、数々の作品を献呈され交際のあった貴族たちは誰も出席しませんでした。
※以下のサイトを参照しています。
御影供(みえいく)
みえくともいう。御影供は個人の絵像を祭って供養を営む意であるから、本来は一定の人をさすわけではないが、特に弘法大師の正忌にいう(柿本人麻呂の絵像に供え物をして和歌の披講を行うことを御影供といっている例もあるが)。弘法大師は承和二年(835)三月二十一日入寂と伝えられるので、この日を期して真言宗の総本山高野山金剛峰寺(こんごうぶじ)を始め、各寺院で正忌が営まれる。新暦になってからは、高野山が新暦と旧暦の三月二十一日に二回行っている以外は、たいていは月遅れの四月二十一日に行うようになった。
【参考文献】鈴木裳三『日本年中行事辞典』〔角川小辞典16〕 ※初版:昭和52年12月20日発行
1962年(昭和37)室生犀星(むろうさいせい)・没 詩人、小説家。
【参考文献】小林國雄編著『文学 今日は何の日』
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