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記念日と年中行事と文学者365日  ~三月十二日~

 「サンデーホリデーの日」「半ドンの日」。1876(明治9)年のこの日、官公庁で土曜半休・日曜休日制が実施されました。
 それまでは、1868(明治元)年9月の太政官布告により、31日を除く1と6のつく日を休日としていましたが、欧米との交易等で不便があったため、欧米と同じ仕組みに改めることとしました。
 1871(明治4)年から皇居で毎日正午に大砲(午砲・ドン)を撃っており、土曜日はドンとともに仕事が終わることから、丸の内に勤める人たちの間で「半ドン」と呼ばれるようになります。ドンは全国の都市で行われるようになり、それとともに「半ドン」という言葉も全国に広まりました。
 また、オランダ語で日曜日を意味するzondag(ゾンターク)が訛って「ドンタク」となり、土曜日は半分が休日であることから「半ドンタク」略して「半ドン」となったとする説もあります。
 ※以下のサイトを参照しています。 


定考(こうじょう)つづき
 定考の翌日、小考定(ここうじょう)といって、これは史生・官掌・使等の下級者に対して、同様に官職を考え定める公事がある。定考を「かうぢゃう」と読むのは故実読みで、本居宣長の説によれば、上皇をはばかって逆読みしたのであろうという。小考定の方は、小定考とは書かない。
【参考文献】鈴木裳三『日本年中行事辞典』〔角川小辞典16〕 ※初版:昭和52年12月20日発行


1953年(昭和28)伊東静雄(いとうしずお)・没 詩人。

【参考文献】小林國雄編著『文学 今日は何の日』


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