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記念日と年中行事と文学者365日  ~一月二十七日~

 「国旗制定記念日」。1870(明治3)年のこの日、太政官布告第57号の「商船規則」で、国旗のデザインや規格が定められました。
 それまでは、船によってまちまちのデザインの旗を使っていました。
 当時の規格は、縦横の比率は7:10で、日の丸が旗の中心から旗ざお側に横の長さの100分の1ずれた位置とされていましたが、現在は、1999年8月13日に公布・施行された「国旗国歌法」により、縦横の比率は2:3、日の丸の直径は縦の長さの5分の3、日の丸は旗の中心の位置となっています。
 ※以下のサイトを参照しています。 


初庚申(はつこうしん)
 正月初の庚申の日。帝釈の縁日の最初であるから、各地の庚申堂に参詣者が多い。
 庚申の日は仏家では帝釈天出現の日であるとする。帝釈天王というのは忉利(とうり)天の主で、須弥山(しゅみせん)頂の喜見城に住し、仏法を擁護し、阿修羅を征する天王である。別に道教では、人の腹中には三尸(さんし)と称する三匹の虫が住し隠微の過失といえども見のがさない。この虫は庚申の夜に人が眠っているすきに体内に出て天井にのぼり、その罪悪を上帝に告げる。これによって人は命を奪われるのであるとし、三尸が抜け出さぬために庚申の夜は眠らない。これを守庚申(しゅこうしん)といい、道士の修行から一般化し、わが国でも庚申の夜には眠らず酒宴などで夜を明かす風が貴族社会に行われ、それが民間に普及し、庚申講が村々の庚申堂などで行われるようになり、この夜はらんだ子は盗賊になるなどとの俗信をも生んだものである。
【参考文献】鈴木裳三『日本年中行事辞典』〔角川小辞典16〕 ※初版:昭和52年12月20日発行


1945年(昭和20)野口雨情(のぐちうじょう)・没 民謡・童謡詩人。

【参考文献】小林國雄編著『文学 今日は何の日』


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