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【A3!考察】立花いづみの年齢

※ネタバレ注意※

監督こと立花いづみ(デフォルト名)について考えてみたい。ACT1→ACT2→ACT3でキャラクターの年齢が上がるというのもA3!の大きな特徴。あれだけ緻密に作り込まれた世界観において監督の年齢が設定されていないはずがない。

まず監督が団員を呼ぶとき、話すときの口調から考えてみる。
※団員の年齢はACT1時点
【春組】
佐久間咲也(17歳):咲也くん/タメ口
碓氷真澄(16歳):真澄くん/タメ口
皆木綴(18歳):綴くん/タメ口
シトロン(22歳):シトロンくん/タメ口
茅ヶ崎至(23歳):至さん/敬語
この時点で
至(23歳)>監督>=シトロン(22歳)
という仮説が立つ。
ただ、相手がシトロンなので敬語より聞きとりやすいタメ口で喋っている可能性も否めない。

【夏組】
皇天馬(16歳):天馬くん/タメ口
瑠璃川幸(14歳):幸くん/タメ口
向坂椋(14歳):椋くん/タメ口
斑鳩三角(19歳):三角くん/タメ口
三好一成(19歳):一成くん/タメ口
夏組は全員10代なのでさきほどの仮説は依然成立する。
【秋組】
摂津万里(17歳):万里くん/タメ口
兵藤十座(17歳):十座くん/タメ口
七尾太一(16歳):太一くん/タメ口
伏見臣(20歳):臣くん/タメ口
古市左京(30歳):左京さん/敬語
さきほどの「シトロンには年齢関係なくタメ口」説を取ると
シトロン(22歳)>=監督>=臣(20歳)
も成立し得る。
【冬組】
月岡紬(24歳):紬さん/敬語
高遠丞(24歳):丞さん/敬語
御影密(25歳):密さん/敬語
有栖川誉(27歳):誉さん/敬語
雪白東(??歳):東さん/敬語
冬組は平均年齢が高く監督は全員に対して敬語。そのため、現状可能性があるのは

至(23歳)>監督=>シトロン(22歳)
シトロン(22歳)>=監督>=臣(20歳)
上記2つの仮説から
①20歳
②21歳
③22歳
の3択となる。
ここで視点を変えて団員が監督を呼ぶとき、話すときの口調について考えたい。
シトロンはそもそも日本語が拙いのでサンプルとしては説得力に欠けるため除外し、臣を軸に考える。
臣:監督/タメ口
臣は元暴走族の総長であることを考えると上下関係には厳しそうだ。事実、自分より年上の団員には敬語で接している。その臣がタメ口をきいているとなると、①20歳説が有力かと思われたのだが。
バクステに答えがあった。

N【秋の憧憬】『MANKAI寮のオカン』より

監督ちゃんがこんなにハッキリ明言してくれていたとは…!
(ダイヤ欲しさに読み飛ばしがちなバクステ侮れない)
というわけで①20歳説は消え、残るは②21歳、③22歳のどちらかということになる。
他に年齢の近い団員がいないためアプローチの仕方を変えてみる。
立花いづみがMANKAIカンパニーの総監督に就任したときのことを思い出してみたい。
行方不明の父親に関する手掛かりがあるかもしれないと、松川伊助から立花幸夫宛に届いた手紙と「ロミオの学園天国」というフライヤーを携えて彼女は天鵞絨駅に降り立った。
アニメを見ても分かる通り、超軽装で。

スマホと財布でパンパンになるくらいのサイズのバッグしか持っていない。観劇ついでに父の手掛かりがないかを聞きに来ただけなのだから当たり前だ。
しかし驚くべきことに、その日のうちに彼女はMANKAIカンパニーの主催兼総監督に就任し、MANKAI寮での新生活をスタートさせる。
つまり、MANKAIカンパニーと出会う前の立花いづみについて言えることは、
無職…!
圧倒的無職…!!
ということだ。
彼女のこれまでの発言から、どこかに勤めていたような気配はない。演劇経験があるもののそれが学生演劇だったのか劇団に所属していたのかも明らかではない。
あの自由人な立花幸夫ですら高校は卒業しているので、彼女の最終学歴が高卒だったと仮定した場合、18歳から2,3年劇団に所属しており、芽が出ず辞めた矢先だったと考えられなくもない。
ただ、私は思った。
父親が8年前に失踪してからの立花家の家計はどうなっていたのだろうか。
というか、幸夫はそもそも妻子ある身で劇団の寮に住んでしまうほどの演劇バカなので、稼いだお金も全部劇団に注ぎ込んでしまっていたというのも想像に固くない。
しかし、事実上シングルマザー状態で育ったであろう立花いづみからは、貧乏故の悲壮感というのはまったく感じられない。
同じシングルマザー家庭の左京さんとはかなり温度差を感じる。
○戯王カードが買えずに母親と手作りのカードを作って遊んだ左京さんに対し、彼女はカレーをスパイスから作り、究極の調合に辿り着くまで研究を重ねていたカレー星人なのだ。そこはかとなくブルジョワ臭がする。

「そういえば、プロローグでお母さんとの会話シーンがあったな…」
そう思い出し見直してみて、度肝を抜かれた。

めっちゃ良い部屋住んでる…!!
私の中で、立花母バリキャリ説が固まった瞬間だった。
そう考えると立花母の教育方針が「男はあてにならないから、自分で稼げる女になれ」だった可能性は高く、最終学歴は大卒なのではと思えてきた。
新卒の年にMANKAIカンパニー主催兼総監督に就任したとなれば、特に後ろ髪引かれることも面倒な調整ごともなく劇団に飛び込めたのは納得がいく。
加えて、MANKAIカンパニー存続の条件として左京さんから「年内に春夏秋冬4ユニットを揃えて公演を行うこと」と提示された際に「あと10ヶ月もないのに!」と発言していたことから、プロローグ時点で3月であることが推察され、卒業直後と考えられる。
立花いづみの誕生日は不明だが、少なくとも「ACT1時点で22歳になる歳」と言えるのでないだろうか。
(就活しなかったのかな…とは思うが)

結論:立花いづみの年齢は22歳(ACT1時点)

劇団内だとシトロンと同い年ということになり、さきほどのタメ口の理由は「単に同い年だから」となる。

しかし、そうなってくると一つ問題がある。
左京さんとの歳の差が8歳ということになり、いづみと出会ったときの左京さんが小学校高学年(推定11歳〜12歳)となると当時のいづみは3歳〜4歳。
左京さんが重度のロリコンであることが認定されてしまうわけだが、これについてはまた別の機会に書きたい。

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