華の雫051 Blue(We’re Confused)

華の雫051 Blue(We’re Confused)

華の雫
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最近の、私のお気に入りのアーティストは「春ねむり」と「不可思議/wonderboy」となってます。彼らの曲をヘビロテで聴いてます。
彼らは、歌うというより、詩をエモーショナルに朗読する。ポエトリーリーディング・アーティストです。興味を持たれた方は一聴することをお勧めします。

さて 今日の実験結果ですが、そんな彼らに影響を受けた我々が
ポエトリーリーディングをしたらこうなった。ってことです

以下に詩を載せておきます

Blue(We’re Confused)

今 僕たちは
苦悩と混沌の時代にいる
一部のホワイトカラーによって
搾取された僕たち血肉は
無知な消費者によって
使い捨てられる
掃き溜めに捨てられた
僕たちの魂は
毒に侵され
熱にうなされ
やがて
腐り落ちていく
彼らに謝罪の意思はなく
僕たちは腐り落ちた四肢を
拾い集め
右に左に揺れ動く
ホワイトカラーの
言動に翻弄される
毒に侵された僕たちの魂は
寄り集まり混じり合い
やがって一匹の怪物となり
神様を殺し
地上を汚染する

Blue ーWe’re Confused


神様は不在
いくらノックしても
その扉は
開かない
救いを与えるはずの
彼の手は
もうすでに
血に染まっていて
握り返そうにも
どうにも
滑って掴めない
AIが神さまの代わりをして
僕たちに福音を与えるとして
それを享受する
僕たちに耳目は
一部の人々に塞がれ
見聞きすることができない
仮に福音を与えられたとして
汚染された僕たちの精神は
まともな判断ができずに
奴らに思うがままに
操られる
僕たちは
一所に集められ
やがて死地へと送られる

Blue ーWe’re Confused

モニターに映る
その影は
戯言を吐き続ける
僕たちは有り難がって
その言葉を拾い集め
後生大事に胸にしまう
それがやがては僕たちの
心臓を貫く刃となることなど想像もできずに
刃となったその言葉たちは
老若男女誰彼問わず
人を刺し続ける
解き放たれた悪意は
止まることを知らず
世界を混乱に陥れる
人々は自ら蒔いた種を
回収できずに苦悩する
そして僕らは途方に暮れる

Blue ーWe’re Confused

神様は死んでいる
彼の威光は人々に届かない
悪意という闇に遮られた
その光は
希望の火を灯すには至らない
淀んだ空気は
僕たちの魂を汚染し
精神を凌辱し
存在を否定する
混沌の時代に
生み出された
僕たちは
愛を享受できず
孤独に打ちのめされ
精神を病みながら
ただ這いつくばって生きて行くことしかできない
希望を手にするには
人類はあまりにも汚れすぎた
汚れたその手で掴めるのは
もうただ絶望と呪いの言葉だけしかない

Blue ーWe’re Confused

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