カメ止めとの出会い その2

前回「カメ止めとの出会い」という文章を書いた時に、なぜか「続きが読みたいです!」というお声を頂いたので、ちょっと続きを書いてみようと思います。

前回のお話はこちら

2017年11月に初めて「カメラを止めるな!」を観た私は、そのあまりの面白さに「これはえらいもんを観てしまった」と心の中で大騒ぎをしていた訳ですが、2018年1月16日、公式アカウントのこの発表を聞いた時から、その大騒ぎが表に出ていく事になります。

カメラを止めるな!が、劇場公開される、とな?

これはもう、全力で応援していくしかない!!!!

しかし前回の投稿でも書きましたが、私は基本的に映画をほとんど観てきていない人間です。そんな人間が突然映画をオススメしたとして、誰か観てくれる人はいるのだろうか? 私の応援なんて、何の意味もないんじゃないだろうか? なんなら、私がやいやい言う事で観るのをやめる人すらいるんじゃないだろうか? そんな思いも当然ありました。

でも、やるだけやってみよう。

そう思ったのにはいくつかの理由があります。

まず一つは、「この映画が世の中にほとんど知られていなかった」という事です。最近私は「ボヘミアン・ラプソディ」という映画を観ました。元々QUEENが好きだった事もあり、最後はもう大号泣。大満足で映画館を後にしたのですが、この映画は私が観た時点ですでにかなりの評判になっており、わざわざ私が宣伝しなくてもみんなが存在を知っている映画でした。それに引き換え「カメラを止めるな!」は、公開が決まった時点での認知度は一部の映画ファンを除いてほぼ0に近い状態(だったと思います)。ましてや、東京の単館映画館2館のみでの上映です。

とにかく、この映画の存在を一人でも多くの人に知ってもらいたい。私がうるさく宣伝することで観ない人が出るデメリットより、頭の片隅にでもいいから「カメラを止めるな!」という映画の存在を置いてもらいたい。

それが、一つ目の大きな理由でした。

もう一つの大きな理由として、「関係者の方の惜しみない努力」を見ていたから、という事があります。これはもう、今ではファンの方は皆さん承知の事ですが、この映画の関係者の草の根の宣伝活動、そしてファンへのこれでもかというホスピタリティ。公開前も、演者やスタッフが総出で色んなところにチラシを配りに行ったり、何かtweetをすれば皆さんがリツイートやいいねをしてくださったりと、とにかく「面白いから観てくれ!」という熱量が半端なかった。

ほんの少しでもいいから、その助けになることが出来れば嬉しい。

そんな思いから、関係者のtweetをリツイートしたり、自分でもブログを書いてみたり(のちに上田監督とお話させて頂いた時に「ファンの方が書いたブログでは、もしかしたら日本一早いブログかも知れない」とのお話を伺いました)と、誰に頼まれるでもなくこの映画を宣伝しつづけた5カ月間でした。

そして、2018年6月23日、土曜日。

公開初日。

その日は一日仕事だった私は、翌日の日曜日に数人の友人とこの映画を観に行く予定にしていました。

そこに、1通のダイレクトメールが届きます。


続く。(続くんだ)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?